昨日、帰宅するなり小学校での出来事を、速攻で話しかけてきた花子（長女：小6）。
すごい勢いで止まることなく話し続けます。
おいおい、父親離れとか心配しすぎだったぜ！
まだまだ父娘の絆は健在だぜ！
なんて熱く感動していると、花子の話しぶりも激熱に。
勘違いだったぁああ！
単なる愚痴だったぁあああ！
本当に単なる愚痴話で、誰でも良いから聞いてほしかっただけのようです。
延々と聞かされ続けた愚痴話の内容は以下です。
もうすぐ修学旅行だけど、花子のクラスの班決めが難航している。
他のクラスは決まっているのに、花子のクラスだけまだまだ決まりそうにない。
「あの人はちょっと苦手～」とか、細かいこと言うけん決まらんとやん！
なんで自由行動のときに男子と一緒に回らやんと？
なんで男子ってルールを守らんと？
なんで男子って、あんなにアホいと？
などなど・・・
5年時の宿泊体験は、担任の先生が決めるので何も問題ないのですが、修学旅行は生徒が決めることになってますから、なかなか決まらないようです。
ハジメ（長男：高2）、ジロー（次男：中3）の時も難航してた記憶がありますが、花子のクラスでは、更に難航しているようです。
私の時もそうでしたね。
生徒だけでの班決めって、なかなか決まらないですもんねぇ。
超短気で手が早く、力が強く、足も速く、ジャイアンみたいな考え方で、先生たちも手を焼くほどの N君。
そんな N君ですが、恐る恐る私たちの班に誘ってみました。
そして、事前準備のために一緒に行動してみたら、買い出しや看板作りなどで、力仕事や汚れる作業を率先して引き受けてくれました。
学校での様子とは違い、ちょっと短気なだけで、よく笑う優しい男でした。
そしてサマーキャンプ当日、キャンプファイヤーの直前、私の体操服のズボンのゴムが切れました。
手で上げておかないとズルズル状態です。
次はフォークダンスなので、途方に暮れていると、N君が周囲に睨みをきかせ、無理やり順番を変わって私の後ろに来てくれました。
そしてダンス中、ずっと私のズボンを後ろから持っててくれました。
おかげでフォークダンスを踊ることができました。
（N君は片手がふさがったまま踊ってました・・・）
本当に優しい男です。
そんな訳で、すっかり仲良くなり、6年時の修学旅行も当然、同じ班になりました。
中学も一緒でしたが 1年時のクラスは別々で、私は普通グループで、N君は当然のように不良グループへ。
全く別々の世界という感じでしたが、N君に助けられることは多かったですね。
多分、手のかかる弟みたいに思ってたんじゃないでしょうか。
私が少しでもからかわれてたり、ちょっとでも誰かとモメたりしてたら、あっという間にその相手をシメてました。
ホント、手も足も速くて強いんですよ。
相手が柔道部だろうが複数だろうが、あっという間に一人でシメてました。
また、帰る方向が一緒なので、下校時間が合えば一緒に帰宅してました。
私と一緒の時は笑顔も多い N君の様子は先生たちも把握していて、『私と一緒にいると Nが少し丸くなる』と捉えられていたようです。
そんな訳で、2年時には N君と同じクラスになりました。
しかも、N君の不良仲間やY君率いる別グループの不良もたくさんいて、私たちのクラスだけ別の階に隔離されているという謎のクラス分け・・・
不良だらけのクラスで、最初はかなりゴタゴタがありましたが、すぐに不良同士で仲良くなっていき、N君とY君を中心とした更に巨大な不良グループが生まれました。
こう書くと、かなり荒んだクラスのようですが、男子全員の仲が良かったので、不良ではない小動物のような私でも、楽しい日々を過ごしました。
多分、不良同士の潰し合いを期待していたであろう先生方の目論見は、大きく外れたと思われます・・・
3年時には不良グループは均等にクラス分けされてましたが、私と N君はまた同じクラスで、もちろん修学旅行も同じ班でした。
嗚呼、なんかすっかり違う話になりましたね。
N君を思い出したら、子供の頃の損得勘定抜きの人間関係が懐かしくなって、ついつい脱線しちゃいました・・・
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