夕方九文野球場に顔をだしてみると、見かけない野球少年のご一行様が…
たずねてみると、佐世保市内の児童養護施設の子どもたちでした。
子どもたちといっても、小学生低学年から、高校3年生までの男子ばかり、来週長崎市内で行われる、児童養護施設の野球大会に備えて九文グランドで練習するために来たと言うことでした。
男子の野球チームということでしたが、監督は九文女子ソフトボール部OGで、かつて古賀監督も担任した生徒でした。
施設の狭いグランドでは練習もできないということで、かつて担任であった古賀監督に、「子どもたちの練習にグランドを使わせて欲しい」としつこく電話し、現在24歳の彼女は、上司に了解を得て子どもたちを別の女性職員と2名で引率してきたそうです。
適当に準備し臨むこともできる野球大会です。
職員に対して外に子どもたちを連れ出し練習をさせてほしいと不満をいう保護者もいませんし、勝った、負けた、采配が悪いなどクレームを言う人もいないでしょう。
しかし、彼女が子どもたちをおもい、労を惜しまず内部や外部に対してその意義を説明し、行動していることに触れ大変嬉しく思いました。
ちょうど先日、児童養護施設を視察してきたばかりでしたので、実際勤務する中で感じる児童養護施設の現状、課題など、率直な話を聞くことができました。
佐世保市がそれぞれの児童養護施設に関与できるのであれば、私も動きやすいのですが、児童養護施設は、佐世保市が直接関与できる立場になく、長崎県が許可、指導、予算など関与しています。
だから、私は知りませんでなく、県議会議員さんとも意見交換をしながら子ども、職員の処遇改善について歩みをすすめたいと思います。