こんにちは~!
前回、ReHacQ-リハック-「あつまれ!金融の森」についての記事を書きました。
今回はその続編が出ましたので、自分で色々調べながらまとめたいと思います!
◎まずはドル円の歴史から振り返る
ドル円は第二次世界大戦後の1949年に「ドッジライン」と呼ばれるGHQによる財政金融引き締め政策の一環として1ドル360円に固定されていました(固定相場制)。
その後1971年に「ニクソン・ショック」が起こり同年の「スミソニアン協定」で1ドル308円に円が切り上げられましたが、今後もドルが切り下がるだろうと判断した投機筋にドル売りを仕掛けられ、主要国によりドルが買い支えられましたが限界がきてしまい1973年に完全に変動相場制へと移行したようです。(こちらを参考にしました→日本銀行百年史)
↑図はウィキペディア よりお借りしました。
◎直近の円安について
2022年3月にアメリカのFRBが2020年から続けてきたゼロ金利政策を解除、また量的緩和策も終了させたことによりアメリカの利上げ観測が高まりました。
一方で日銀の金融政策は引き続き変わらないことから日米金利差が拡大するだろうという思惑を背景に円売りが加速し↓のように急激な円安が発生しました。
この円安に対して政府は容認できないという考えを示し、24年ぶりに2022年9月に2.8兆円の円買い介入を実施、10月には過去最大の6.3兆円の円買い介入を実施しました。
三菱UFJ銀行 よりお借りしました
◎そこまで介入するのは円安って悪いことなの?
もともと円安は輸出大国ニッポンにとって良いことであるという認識だったようです。
しかしながら1985年のプラザ合意以降、急激に円高が進行し、日本企業の海外進出が加速しました。
↑の資料は下記経産省資料よりお借りしました
https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2014/2014honbun_p/pdf/2014_02-03-02.pdf
日本企業の海外進出が進んだことにより、日本の輸出総額が輸入総額を下回る年も増えてきました。
下記グラフのように2011年に31年ぶりの貿易収支赤字転落、2022年は過去最大の貿易収支赤字だとか。
↑財務省HPよりお借りしました
(産業構造が変化しただけで経常収支はプラス!)
このような構造変化があったため、今の日本では円安が進んだからといって日本国内の雇用が上がるわけではなく、むしろ輸入価格が高騰するなど国民への悪影響が出てきたため「悪い円安」と言われるようになったそうです。
◎今日はここまで!
You Tubeではもっと違うことも色々と議論されていたのですが、今日は私のドル円のお勉強で相当な時間を使ってしまいました(このへんの話は何度調べても頭に入ってきません。。)
国債市場の機能低下、これからの日銀の出口戦略などなど、これもお勉強しないとまとめられそうにないので時間ある時に続編書きたいと思います!
最後までお読み頂きありがとうございました