終戦記念日が近づいて、太平洋戦争を扱うテレビ番組が増えました。
私の祖父母は戦時中満州に滞在し、母は現地でこの世に生まれました。
私が幼い頃、中国残留孤児のニュースをみる度に母が嗚咽を漏らしていたことを覚えています。
帰国の時に、祖母は何度も母を現地の人に託そうか？と、悩んだと‥‥
何とか踏ん張って、母を伴って帰国してくれたことを感謝していると。
もちろん当時のことを、母は全く覚えていません。
祖父母も私に多くを語らなかったので、私の知識は母から間接的に聞いたことばかりです。
最近、子どもたちが戦争について色々知りたがるようになりました。
残念ながら、「戦争」について正しい知識を持ち合わせていない私は、子どもたちに何をどのように伝えたらいいのか分かりません。
ヒロシマもナガサキも、この年になるまで訪れたことさえありません。
知るのがとても怖いのが本音。
でも、いつかはキチンと知らなきゃいけない。
戦争だけでなく、事実を事実として知らなきゃいけないことはたくさんある。
怖がってばかりじゃいけないんだけど、なかなか１歩が踏み出せない。
何事からも逃げて、ぬるま湯に浸かり続けている私は、平和ボケしてるんだろな。