夫と義母と共に、病院へ面談に行ってきた。
時間にして30分少々だったが、有意義な時間だった気がする。
この間ずっと、今日手に入れたパワーストーンをずっと握りしめていた。
医師はまず3人に対して、一般的にうつとはどのような状況を指すのか、具体的に予め用意されていたプリントに絵を描きながら説明してくれた。
そして、いよいよ核心に迫る。
動物が自分の巣を守りたいように、私(きこきこ)には、ホッと出来る巣のような場所がない。
私(きこきこ)の特徴は、思考と身体のアンバランスにある事。
具体的に言うと、本当はイヤなのに、イヤって言えない。
無理して頑張ろうとして力尽きてしまう。
睡眠障害、頭痛、肩こり、手の震え、動悸その他諸々の体調の変化は、多分過緊張からくるものだろう。
せっかくお互いが歩み寄って仲良くしようとしても、私(きこきこ)の頭…じゃなくて、身体が無意識に反応している。
前医での治療は、今の環境にいかに慣れるか、いかに順応して生活出来るのかを基準にしていたようだ。
薬がどんどん増えたのは、そのためだろう。
しかし私(主治医)は、環境を整えることで、症状が落ち着くのであれば、薬は無くす若しくは減らす方向で考えたい。
私(きこきこ)には、既に薬に対する副作用&依存と思われる症状(手の震えもそのひとつかも…とのこと)が現れている。
そして、私(きこきこ)から話したら角が立つ話もあるから、家族面談という形を取り、医師からきちんと話すというスタンスを取った。
家族の協力が得られるのであれば、二世帯住宅の内扉を閉めてしまったらどうか。
夫及び、子どもたちが2つの世帯を勝手に行き来する事で、「居場所、リラックス出来る場所」がさらに減り、私(きこきこ)はどんどん孤立してしまう。
この点を協力して貰えるのであれば、今後の治療はスムーズに進むと思われる。
少なくとも3~6か月はかかるだろうが、これで処方も変えて、経過をみてみたい。
こんな感じの話だった…ような気がする。
義母は、自分も過去に「嫁」として辛い時期を過ごした経験があることから、私の気持ちに一番寄り添い、理解してくれたようだった。
そして夫は、私(きこきこ)がしんどい時、何をしたらよいのか戸惑い、自信がなかったが、医師から話を聞いて病のメカニズム、治療方針、手助け?の仕方が見えてきたと、理解を示してくれた。
私にも意見を求められたが、涙で声にならないのと、いつもの如く、言いたい事、伝えたい事が、1割も言えぬまま面談は終了した。
終了後待合室で、義母に
「不快な思いをさせてしまって申し訳ありません。今日はわざわざお付き合いしていただき、ありがとうございました。」
と伝えた。
義母は、
「も~っ、そうやって気を遣っていくのはやめようっていったじゃない。みんなで協力してこれから<家族>になればいい。」
って言ってくれた。
有り難い。
絶対実両親より理解してくれているって思えた。
義父に内扉を締め切る理由を誰がどう話すのか知らないけれど、これで少しでも気持ちが落ち着くといい。
まだ興奮状態にあって、なかなか眠れそうにないけれど、本日の疲れは久しぶりに心地いい。
ほんの少しでもいい。
症状が改善に向かってくれるといい。
明日からの生活に少しでも張りがでるといい。
きこきこ