子どもたちを出産したとき、自分以外の他人に子どもを触れられることが、たまらなくイヤで辛かった。
夫でも、実母でも。
それが、元々苦手な義父母となれば尚更である。
これが<母性本能>だと知るまでは、半ばパニックだった。
厚意も素直に受け入れられない自分が嫌だった。
今朝、子どもたちと私が小さないさかいを起こしたことは、もちろん知っているだろう。
内容は分からなくても、子どもが泣いている事実は目撃している訳だから‥‥
先ほど子どもたちと帰宅して、まずは義父母に「ただいま」のご挨拶。
これは、仕切り?のない二世帯住宅に住んでいる以上、避けて通れない道だと思っている。
2階の自宅に戻り、片付けを済ませ、改めて仲直りをしてから3人でおやつを食べた。
食べ始めた途端、子どものひとりが言った。
「おやつ食べたら、下で遊んできていいですか?」
って。
そしたらもう一人も、同じ言葉を繰り返した。
「勝手にすれば?」
情けないが、冷たい言葉しかかけられなかった。
今現在、階下から子どもたちが楽しそうに遊んでいる声が聞こえてくる。
<子どもを取られた!>
って感情が沸いている事実は否めない。
子どもたちが赤ちゃんだった頃と似たような感情。
自分ひとりではどうしようもない。
所詮3人で居たところで、イライラして一緒に遊んであげられないとは分かっている。
階下から「預けっぱなしにして…」と、あとでイヤミを言われることも分かっている。
どうしたらいいのか分からない自分。
とりあえず、暗い部屋の中で堕ちてます……
きこきこ