もちろん無名のおばちゃんが描いてるんだから、売れるようなシロモノではない。
それでも、題材を見つけて写真に収めては、小規模の展覧会に出展するために描き続けているらしい。
かつて実家住まいの私の部屋だったはずの場所は、さながらキャンバスの倉庫と化し、油の臭いが充満している。
実母は、昔から絵画が好きだったそうだ。
しかし、ホンキモードで描き始めたのは、多分50歳前後からだろう。
それに引き換え、私は絵心ゼロ。
残念ながら、時々テレビ
で見かける、SMAPの中居くんや草なぎくんの絵を、笑える立場にはないくらいのレベル
最近、子どもたちによくリクエストされる。
「アンパンマンの顔描いて」
くらいなら何とかごまかしも利く。
しかし先日、
「カブトムシ描いて」
と頼まれた。
残念だけど、絶対ムリ

「描けないよっ!」
って答えたら、案の定
「なんで
」ときた。
「だってお母さん、美術の成績2だもん
センスないもん
」と、子ども相手にまたしても半ばキレ気味。
その日以来、何かと言うと
「お母さんびじゅちゅ(美術って言えない)2だもんね~」
って言われるようになった。
事実だし、自分でまいた種ではあるが若干凹む。
きっと子どもたちは、外でも言ってるんでしょう。
美術2…確かに中2の2学期に取りました


汚点です。
当時、美術得意の母が呆れていましたっけ。
口は災いのもと。
まさにその通り。
でもね、絵なんか上手に描けなくったって、生活できるんだぞー!!!
以上、心の叫びでした。
きこきこ