父方の従兄弟は私たちきょうだいを含めて全部で12人。
私が幼い頃は、年末年始に祖父母宅に集まるのが常だった。
従兄弟の人数が多い事から、親同士で子どもたちには迷惑な協定が結ばれた。
「お年玉のやりとりは廃止」
だから、叔父や叔母からお年玉を頂いた記憶がないのだ!
自分が親になってみると、当時の親たちの気持ちも分かるのですが

それでも、両親や母方の祖父母や叔父たちがくれるお年玉を楽しみにしてた私。
買いたい物をひとつだけ手に入れたら、あとは銀行に貯金するため母に預けた。
ある時、自分の僅かな小遣いでは買えない物がどうしても欲しくなった。
こんな時両親は買ってくれないから貯金を使おう、と決めた私。
早速母に相談した。
非常にバツの悪そうな顔をする母。
……当時の苦しい家計を支える?ため、私たちきょうだいの貯金も使い果たした、と言う。
なんで?
どうして?
理解できない。
母が信じられなくなった瞬間。
「私のため」に貯金しておくって言ったのに…
他の家庭でも起こり得る事だろう。
現に同じような経験を話してくれた友人もいたっけ。
だけど、実父がキライで実母に依存してた私にとっては、ダメージが大きかった気がする。
自分の子どもたちのお年玉と、お祝いで頂いたお金は、子どもたち名義で作った通帳に内訳とともに記載して貯金してある。
私個人名義の通帳よりも、2人の通帳の残高の方が多くなった。
確かに大人の手元にあったら使っちゃうよ…
私は子どもたちのために、必要な時に使うようにしよう!
きこきこ