既に「過程」とはいえない、大人になってからのエピソードです。
かなりの暴言もありますので、読みたくなかったら、遠慮なくスルーしていただいて構いません。
私は子どもの頃、あまり結婚願望がなかった。
正確に言えば自殺願望の方が勝っていたため、就職・結婚するような年齢まで、自分が生きているとは思っていなかったのだけど。
「食いっぱぐれがないだろう」
ただそれだけの打算的な理由で、医療系の専門職に就いた。
正直言うと、本当の夢を諦めた上の打算的な職業選択だった。
それでも、実際仕事を始めてみると、天職か?と思うほど仕事が生き甲斐になった。
関東での就職から丸4年で、地元にUターンした。
そんな頃、父の身体に異変が起きた。
普段から直接言葉は交わしてなかったため、母を通して聞かれた訳だが、今直ぐに受診を!
それが私の判断だった。
もちろん父にもストレートに自分の口からそう伝えた。
しかし父は私の言う通りにはしなかった。
父が、母や私ら兄弟以上に敬愛して止まない、父の姉たちの娘(つまり私の従姉)数人も、私と同じ資格を持っている。
私のアドバイスの数週間後、父にとっての姪たちに次々連絡をとっては、私と全く同じアドバイスを受けていた。
結局のところ、私の知識や仕事、私自身を全然信用しなかったって事でしょう?
それから数日後父は、血相を変えて受診。
病院で、詳しい検査を受ける事になった。
結果が出るまで1週間。
再診前夜、父は母の前で泣いたそうだ。
悪い結果だったらどうしようだって。
そんなの知るか!
ホントにそう思ってしまった自分に、背筋が凍った。
でもその昔、母がひと月手術&入院したときに、母に「みっともない」って暴言吐いた人の言動とは思えない!
しかもその「みっともない」と言う理由で、生命保険のおりる手続きすらしなかったくせに!
↑何のための保険だよっ!といったところで何の行動もしないだろうが。
保険会社に毎月無意味にお金をあげているようなものだ。
幸い父は大した病気ではなかった。
結果はよかっんだろうけど、でも私は何だか腹がたって仕方がない。
私が大人になっても信用さえしてくれないんだ‥‥って分かったしね。
それを期にもう金輪際、父の体調について口を出すまいと心に誓った。
きっとこの先老後の面倒みてと言われても、正直ゴメンである。
ムスメが信用出来ないなら、「プロ」に任せたら?って思う。
だから発作的?に遠い土地に嫁いでしまったんだろうか。。。
きこきこ