私が心を病み始めたのは、2年くらい前のこと。
正確に言えば、自分で気付いたのがその頃であって、本当はもっと前から病んでいたのかもしれない。
夜寝つきが悪くなり、小さなことに対するイライラが止まらない。
いつもなら笑って済ませられる程度の些細な事で、爆発してしまう。
酷いときは子どもたちに対して感情的に「怒って」しまう。
言い換えてみれば八つ当たりだ。
子どもに泣かれてハッとする。
そして、子どもに謝りながら自己嫌悪。
いつもその繰り返しだった。
ストレスのはけ口は、いつも弱いものに向かう。
私の場合、それは子どもたちであり、犬であり、最後には自分に向かった。
ストレス解消法だと思い込んだ私は、とにかく何かを食べていないと落ち着かない日々が続いた。
身体は思うように動かせないのに、どんどん食べて・・・・結果は言わなくても分かると思うが、体重増加につながった。
そしてまた自己嫌悪。
こんな事を続けていた頃に、カウンセリングを受けることになった。
初めてカウンセラーと面談したとき、何から話をしていいのか分からなかった。
心の整理がつかないままに、ぐちゃぐちゃ話し始めたら、涙が止まらなくなった。
そうか。
誰かに聞いてもらいたかったんだ…
気付いたら、泣きながらも少し嬉しかった。
その日、SSRIを処方された。
抗うつ剤。
しかしこれに頼らなければダメなのかと思ったら、また気分が落ち込んだ。
でも、同時に処方された睡眠導入剤のおかげで、その日は自分でも驚くほど熟睡できた。
朝起きた時、正直ホッとした。
その後増量されたSSRIは、今も減量できずにいる。
それでも、ストレスを感じた時などに、手指の震戦が止まらなくなることがある。
ちなみに何故か、今もそう。
ストレスに負けない、強い心がほしい。
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