PM11。

あなたのそれは
間違ってる。

あなたはわたしを
勘違いしてる。

わたしはそんな
人じゃない。

わたしの中身をほじくり出して
あなたに見せてあげられたら
簡単に分かってもらえるんだけど

わたしはとっても卑怯だからね。
自分にとって都合がいいことは
否定はしないし
訂正もしない。

あなたが間違っていようが
勘違いしていようが
自分に都合がよければ
それでいい。


ただ
いつか気付かれるであろう本性が
ﾊﾞﾚないように
ﾊﾞﾚないように
いつもﾋﾞｸﾋﾞｸしています。

それを知られた時
きっとあなたは離れて行くだろうけど
大丈夫。
その予習も欠かしてないから。

あなたのその決断は
間違ってないからね。

悪いな、とか
傷付けるかな、とか
考えなくていいから。
予習は完璧だから。


本当は自分からそれを伝える
べきなんだろうけど、

ごめんね

わたしは卑怯だから。


もう少しだけ
その暖かさに浸らせてね。



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心のｽﾞｯﾄ奥のほう。

冬はいつまでだっけか。

冬はいつまで寒かったっけか。

電気を使ったら
ｶﾞｽを使ったら
灯油を使ったら

部屋の中はほこほこに
なるけれど

電気を使っても
ｶﾞｽを使っても
灯油を使っても

奥の方は一向にほこほこに
なれないのね。


お花屋さんに桃の花が並んでたよ。




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小さなぬくもり。

寝てる。

ご近所の監禁から解放され、
また、うちにも来るように
なったﾆｬﾝ。

歩き方はﾍﾝﾃｺやけど、
鳴き声と食欲は元通りに
なっとります。


ｽｲｽｲと寝てるの見てると、
あぁ、ここにも命があるんだなー、
とｼﾐｼﾞﾐ思います。

ふわりと触ると、
ﾌｧﾝﾋｰﾀｰからも、ｽﾄｰﾌﾞからも
感じられないぬくもりがあります。


生きてるんだもんね、ﾆｬﾝ。

まだまだ寝てます。



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熱冷。

単純な性格だな、と思う。

人を深く知らずに
好き嫌い決めるﾄｺあるし、
すぐにｲｲ人だなー、と思うし、
それはお店の店員さんとかででも、
態度良い=良い人
みたく思うﾄｺあるし、
すぐに信じたりもする。

その反面、
自分に不都合があると
あ、無理、と不信感を覚え、
それを消し去る事無く、
ずーっと持ち運んでる部分もある。


負の荷物を持ちたくないから、
人を見ないようにしたりもする。
知らなければ、それは負でも
なんでもなくなるから。


熱しやすく冷めやすい。

知らなければその感情は
ｺﾄｺﾄと熱せられたままだけど、
ん?
と思うことが発覚すると、
瞬く間に火は消え、
液体窒素に入れたかのように
急速冷凍される。


体温くらいに心地よく、
長く浸ってられるくらいの温度で
常にいたいものだ。


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ｾﾘﾌ。

「一度捨てられた人間は
また捨てられるんじゃないかと
怖くて人を信用できない」

ﾄﾞﾗﾏのｾﾘﾌ。


その通り。




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