謎の死から52年か
1972年、72歳の川端は海に近いマンションの一室で、ガス管をくわえ自殺。
遺書はなかった。

 ノーベル文学賞を受賞した文豪が、布団の中でガス管をくわえて自死するという衝撃的な事件は日本中を騒然とさせた!

 ノーベル賞の候補に挙がりながら若すぎると評された三島由紀夫が割腹自殺した2年後の出来事。

 謎めいた死は様々な臆測を呼び、川端の自死をテーマにしたとされる小説が発表され裁判になったことも。

フランス紙ルモンドは
『雪国』や『伊豆の踊り子』『眠れる美女』など、現代にも読み継がれる名作を多数残した川端康成。日本人初のノーベル文学賞受賞者となった彼の名を知らない人はいないだろう。だが、彼に関していまだに解き明かされていない謎がある。それは、なぜこの日本を代表する名作家が「死」を選んだのかということだ。』
僕がよく行く材木座海岸から海辺のその建物がよく見える。 
その度に、そうかあそこか川端が亡くなった場所なんだなと思う。