天気図と聞いて

アナ時代の苦い記憶


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1883(明治16)年2月16日、日本初となる天気図が作成されました。ドイツの気象学者エルウェン・クニッピング氏の指導のもと、日本全国11箇所に設置された測候所のデータを江戸城本丸跡(現:皇居東御苑辺り)に設置された東京気象台にて集計。

集計したデータを同氏が英語で天気概況を下書きし、日本語表記に翻訳したかたちで天気図が作成されました。

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1985年(昭和60年)念願の東京アナ室異動が叶えられてすぐの仕事は「気象通報」

ラジオ第二放送の目立たない放送だが、

特に遠洋など、漁船の人たちには命の綱。

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その「気象通報」で大失敗!

原稿の中に

等圧線のポイントの地名を伝えるところがある。

このポイントを線で繋ぐと

例えば1000mbの等圧線が描ける仕組み。

その原稿を

こともあろうに一枚読み飛ばした!

当然 等圧線がつながらない!!

これでは海上気象図にはならない。

どうやらスタジオに行く途中一枚落としたみたい。

過去に

NHKの天気情報が元で「海難」が起きて

NHKか裁判所に呼ばれたこともあるらしい??


僕が大失敗した気象情報でもし「海難」でも起きれば一大事!!

というわけで

報道局もアナウンス室幹部も騒ぎ!


しばらく 漁船の遭難など「海難」がないか戦々恐々!!


結果的にはどうやら無事だったようで

何事もなく一件落着!

しかし、

僕は東京に来たばかりなのに

「気象通報」は当分「お役御免」となりました!

若い頃の「苦い苦い」思い出!

以来、気象情報の重要性を感得。

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