Nステは
CNNテレビで中継された米国・シュルツ国務長官の記者会見を流し、マルコス前大統領の亡命および政権崩壊の一報を伝えた。
象徴的だったのは、当時大学生だった
「安藤優子」がマニラから電話で
中継を行ったことだ。
安藤は、隣にいたNBCニュースの情報を聞き取ってそれを取材源にしていたらしい。
それまで日本のニュースはある一定時間の動きをまとめて「原稿」にしてアナウンサーが伝える「ストックニュース」が基本であった。このやり方だと、記者の現場での取材→
原稿執筆→
原稿送り→
デスク加筆修正→
アナウンサーへ →放送
と事態発生から急いでもかなりのタイムラグが発生する。とりわけ事件事故の現場が海外の場合その時間差は極めて顕著で、生放送がテレビの大きな特徴になりつつあった時代に、
とても[news]と呼べる代物ではなかったのだ。
Nステは安藤を現地に派遣して
このやり方を一変させた!
安藤優子の報道デビュー戦にもなった!
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