室蘭3年目の昭和52年夏

有珠山噴火を経験。


噴火前日昭和52年86日の夜、観光客で賑わう「昭和新山火祭り」が

折からの群発地震で地元で不安が広がっている

という全国ニュースを室蘭局発で

私が読んで伝えていた。

社会部災害班は、

「火山性の地震らしいがそんなにすぐに噴火に結びつくものではない。」という情報。


私と同期のNカメラマンは、少し安心して

泊りの通常の仕事に戻った。 


「群発地震続く」のニュースを伝えて、

泊まり勤務も一段落した午前9時過ぎ!

「有珠山噴火」。


それから一年後に山形局へ転勤するまで、

降りしきる火山灰の中を右往左往して取材。 


火山災害というものの深刻さを認識する。

局の食堂の窓から見える、

美しい山「有珠山」が

地域にこんなにも深刻な被害を与える

火山であったことを改めて認識した。

有名な昭和新山がこの有珠山噴火で出来たものであることも、この時初めて知った。


実は日本列島には、こうした、危険な火山と隣り合わせの生活が多くあることも学んだ。

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