1970年(昭和45年)11月25日昼過ぎ。
浪人中のぼくがぼんやりとテレビを見ていたら
突然大ニュース!
作家の三島由紀夫が自らが主宰する「楯の会」のメンバーと共に
自衛隊の市ヶ谷駐屯地に押し入り、
割腹自殺!!!
「三島事件」「楯の会事件」とも。
自衛隊員に「決起」(クーデター)を呼びかける三島由紀夫。
三島事件の発端となった「楯の会」
日本で左翼的な反乱や革命が起こった場合に備えて1968年に三島由紀夫が結成した「民間防衛集団」です。会員になるには1ヶ月間の自衛隊への体験入隊があり、脱落しなかった人が資格を与えられたようです。活動費はすべて三島が支出
1960年代、日本では左翼系の学生運動が盛んになっていました。
一方、1960年代後半の三島由紀夫は自衛隊に体験入隊。
その三島のところへ民族派雑誌『論争ジャーナル』の万代潔が訪れ、三島は急速に民族派の学生と親しくなります。
三島は真剣に「民兵組織」?を作りたいと考え始めました。
これが「楯の会」。
「楯の会」と名付けられたその団体は、世間からは遊び目的の「おもちゃの兵隊さん」と呼ばれていましたが、その内実は自衛隊顔負けの厳しい訓練が行われる洗練されたものでした。
しかし
それにしても、大作家がここまで過激な行動に出たのは何故か?
今持ってわからない。
不思議な事件だった?!
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