1123は「勤労感謝の日」
由来は「新嘗祭」という宮中祭祀
1948年から、GHQの指導で「勤労感謝の日に」
そもそも「新嘗祭」は
「新」は新穀、「嘗」は奉る、舌の上にのせて味をためすという意味で、「新嘗」はその年に収穫された新穀を神様に奉って恵に感謝し、口にすることを表す。
新嘗祭の歴史は古く、『日本書記』には飛鳥時代に行ったという記述。
新嘗祭のうち新天皇が即位して最初のものを
「大嘗祭」(だいじょうさい)という。
昭和天皇が崩御され平成天皇(現上皇)即位の
「大嘗祭」を取材し皇居から中経リポートしたことを
思い出した。
平成元年大嘗祭の一コマ
思い返せば、難しい放送だった。
事前の取材にかなりの手間と時間がかかった。
「秘儀」とされてきたから、
宮内庁からは詳しい情報提供はない。
宮中三殿の宮司をさる方に紹介してもらい
話をききたが、いまいちわからない。
宮中祭祀を研究されている伊勢の皇学館大学の教授を
お訪ねして話も聞いた。
これで「概要」「意味合い」はぼんやりとわかった。
しかし実際の放送では、何しろ「秘儀」だから
詳に表現するわけにもいかず、どう伝えるか苦心した。
そんなことを思い出した。
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