(タイワンリス)

台風で倒れてしまったが

鎌倉鶴岡八幡宮の隠れ銀杏には

必ず リスが上り下りして参拝客の目を楽しませてくれた。

ここに限らず、鎌倉市のあちこちに

リスがいて、鎌倉らしい風情に一役かっていた。

我が家のブラムの木にブラムの実を食べに、

毎年リスが姿を見せていた。


鎌倉にいるリスはタイワンリス。

  (正式にはクリハラリス)


ところが最近、鎌倉でリスを見かけることがほとんどなくなった?

おかしいなあと思って調べてみたら、

なんと?

リスは、『特定外来生物』に指定され、駆除の対象になっており、

次々に駆除されていたのだ⁉️ 


タイワンリス捕獲実績

(鎌倉市)

単位:頭)

年度

H21年度

H22年度

H23年度

H24年度

H25年度

H26年度

H27年度

捕獲数

343

603

443

818

433

750

990

年度

H28年度

H29年度

H30年度

R元年度

R2年度

R3年度


捕獲数

978

747

1,571

955

1,268

1,092



捕獲リスはこんなにたくさん

焼殺処分されていたんだ⁉️

なんだ⁉️


市の言い分

「鎌倉はタイワンリス発祥の地、なんていうありがたくない形容詞が付いちゃって…」。被害の報告は多い日で1日に数件あるそうだ「鎌倉市の場合、農家は少ないので、

家庭菜園の被害報告が中心です。

青柿が全部獲られてしまったとか、ビワがかじられたとかですね」。

電線をかじられ、住民からの通報でNTTや東電がカバーで覆う処置をすることもある。

食糧が不足する冬、樹液をなめるために木の皮をかじって剥ぎ、ひどい場合は立ち枯れてさせてしまう。
 


 
繁殖力も強く、妊娠期間は40日間。たいていが一度に2匹産み、エサが足りていれば年3回出産することもあるという。そして1年で成体に。

寿命は4~5年。

「鎌倉市だけで最低でも5000匹。個人的推測では、何万匹もいるのではないかと思っています」

と市の担当者。

年間の捕獲数は約500匹。一昨年は603匹、昨年は463匹だった。

リス園を作って観光資源にしたらどうかとか、以前は保護しようという意見も耳にしました。10匹20匹ならともかく、年々500匹も簡単に獲れてしまうのに、そんなに飼育数を増やし続けてどうするのかということですよね」

国からの指導はできる限りの個体数削減だ。
自然にどこまで手を加えるか難しい話ではあるが、「可愛いとばかり言っていられない。
本来日本にいる動物ではなく人間が持ってきたものだから、人の手で始末しなければいけないのではないか

というのが、行政の姿勢だ。 


そして捕獲後

わなにリスがかかると市役所に連絡が来る。市役所は横浜市内にある捕獲専門の事業者に連絡し、回収を依頼。その日のうちに取りに来ることになっている。

専門事業者は、生きている状態を二酸化炭素で窒息死させ、市内二ヵ所のクリーンセンターに持ち込むのが業務。

そして通常の燃やすごみと一緒に『焼却処分』される。


タイワンリスが

『特定外来生物』で被害があるのは理解できるが

彼らも生きている。がある、

そう簡単に焼き殺して

いいのか?

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