慰霊の日(いれいのひ)は、沖縄県が制定[1]している記念日で、日付は6月23日[1]である。沖縄戦等の戦没者を追悼する日と定められている。
全戦没者追悼式
毎年、6月23日に糸満市摩文仁の沖縄平和祈念公園で行われる、沖縄戦等の戦没者を慰霊する式典である。今年は久方ぶりに総理大臣も参列する。
『全戦没者追悼式』はNHK沖縄放送局のローカル編成で生中継されて来たが、2008年以降は正午のNHKニュースに続き、12時台の部が全国放送されている。
在沖民放テレビ局はローカル編成であっても通常番組ネットを返上しての生中継はせず、夕方のローカルニュースでの特集扱いとなる。
この日は同時に式典の前に、戦前のNHK沖縄放送局職員の慰霊祭も毎年行われている。
実は戦前沖縄には、社団法人日本放送協会の沖縄放送局があった。
『日本放送協会は昭和17年1月、
首里市観音堂に放送局を開設し
同年3月から放送を始めたが、昭和20年、戦火のためにすべての施設が崩壊し職員30人余りのうち8人が死亡した。』(沖縄放送局史)
沖縄戦で放送機室・演奏室に被弾。放送機は破壊され機能を停止。沖縄放送局解散。
放送・総務課職員は北部等へ避難岩崎局長以下10名“技術課職員”は軍通信隊隷下にはいり、送信機の保守・操作・保線作業等に従事」
とNHK「沖縄放送局史」には記されている。
あの沖縄戦の中で、泥水の中を重い送信機を担いで、何とか放送を守ろうとしたNHKマンがいたことを、ぜひ覚えておいてほしい。
戦後、戦没職員の冥福を祈り慰霊碑を建立した。
2014年6月23日
当時の籾井会長も参列して
職員慰霊祭が行われた。
(NHK職員慰霊碑の前で)
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