大学入試レベルで優れた英作文を仕上げる生徒の特徴は、驚くほど似ているのです。文型や3単元のsなど基礎的な知識を見事なまで綺麗に書く力を持っています。つまり、中学レベルの知識の運用はおおいに役立ちます。
喩えるなら、完成度の高いフィギュアスケートの演技を観た時の感動に等しい美しさがそこにはあります。
一方、英作文で伸び悩んでしまう人の特徴はもっと顕著です。複雑な構造の英文や、難しい単語ばかり使おうとします。しかも、そこには一文ごとにミスが出てしまう。
喩えるなら、できもしない4回転ジャンプをすべてのエレメントに入れてしまった。とても見栄えのしない演技に見えてしまうのです。
中学英語の基礎があればこその応用です。夏に入ると、基礎+アルファの知識、技術や考え方も伝えて行きます。
その時に身につくものが倍増するように、今「基礎」の「基礎」の「基礎」を固めることが肝心です。
先日、東大に合格した生徒がわざわざ東京の社会人対象授業に挨拶に来てくれました。変わらぬ謙虚さに、僕も頑張ろうと気持ち新たになりました。受講者の皆さんは、謙虚に基礎を積み重ねることを忘れないでください。
近い将来、「ふむ、綺麗な英語だ」と感動させてください。