昔から犯罪心理学関連の本が好きで、それもあってかよく考えることがあります。

ある事件の被害者家族の男性(妻子を無惨に殺害された若い男性)と、加害者の少年。

すごく有名な事件ですが、何となく伏せておきます。


被害者家族の男性は、若くして結婚し妻子がいました。
亡くなった妻子のために長い間戦って戦って、加害者の死刑判決の後に再婚されました。

一方加害者少年は、子供の頃から母親に虐待を受けていました。(暴力と言うより、母親の精神不安から来る精神的虐待)
そして10代後半で事件を起こし、死刑判決。


事件を起こしたことは事実だし、何てひどいことをしたんだと他人でも考えるだけで反吐が出るほど。

でも、2度結婚できるほど他人から愛された被害者家族の男性と、おそらく実の親からもまともに愛されたことのない加害者少年。
誰からも愛されないまま、事件を起こし、死刑判決。
加害者少年の人生は何だったんだろうと思うんです。

可哀想なのは、誰。
本当に悪いのは、何。

ニュースを見ていると、思わず考えてしまいます。