麦ふみクーツェ (新潮文庫)/いしい しんじ



誕生日に友だちに買ってもらって、読みました。


ひらがなの多い独特の文章が最初は苦しかったけれど

その表記も物語の世界観をつくるのに一役買っていて

最終的には全く気にならなくなりました。


物語の主旨とはズレるかもしれませんが

個人的には読後、「耳を澄ます」という言葉が心に残りました。

物語には目の見えない人が何人か出てくるのですが

そのうちの一人が流れ星の流れる音を聴くことができるのです。

ロマンチックというより

その研ぎ澄ましっぷりがいいなぁと。


…あと余談ですが、装丁も可愛らしくて好きです。