【 ストレッチの是非について① 】 | 気・血・水を正す。        TORA'S Blog

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はじめまして。

手仕事で人の体を正す柔道整復師のTORAです。
創業1830年。漢方医が初代であります。
私で五代目になります。
日々の事を書いていこうと思います。

TORA


この頃、朝ストレッチをして怪我をしてくる人が続出。

なんか変な番組でもやったのかな?

ほとんど中高年女性。
性格的に真面目な人が多い。

結論から言うと。。。

僕は、あまりストレッチ運動を推奨してないです。現場の感覚として。

そして、そもそも柔軟体操って、あまり意味を感じてないんです。

単に筋肉内に血液を送り込んで、体温を上げる程度の軽い動きだけで良い気がしており、無理やり関節可動域を広げるように引き延ばしたりすることには疑問があります。

スポーツをやっている人も筋膜や筋繊維がビッチリ伸びるようなやり方をするのではなくて、軽く張り付いたコラーゲンを動かしてやればいいと思っております。

筋肉を伸ばすってよくわからんのですよ。筋膜も。
結局、微細な破壊ですから、炎症が起こるんですよね。運動選手にとっては、マイナスかなぁ〜って思っております。

個人的には、筋肉が伸ばされる前に骨膜付近にテンションがかかって、そこで破壊が起こっていると感じる場面が多いです。朝イチというか、ストレッチで壊した場所って治りが悪いのはそのせいかもしれません。

なので、僕はあまり筋肉にテンションをかけすぎないストレッチを推奨してます。(脱力して止まったところで十分)

ペアストレッチは、ポジショニングリリースのためだけにやる。そのように指導してます。

一般人の朝一のストレッチは、スポーツ選手よりもリスクが高いと思うので、絶対にいきなり真面目にやらないように話します。特に真面目な人は危ないと思っており、そのような人には特に慎重にやるように指示しています。

普段から普通に動けている人たちと、何かした体に不調がある人や年寄りを同列に見るのも危険なので、その辺も注意深く指導することにしています。


以上をまとめると。。。


★ ストレッチ運動の意味は、筋肉温度の上昇と血流量の増加程度の意味合いに考える。

★ 特に朝からストレッチは危険が潜んでいる可能性が高い。

★ 無理に関節可動域を伸ばそうとして動かすことは怪我を生む可能性が高い。(微細な怪我には気づかない)


と言うのが個人的な意見です。


生涯修行


匡正堂葛飾院長