待てない人、待たない人 | 気・血・水を正す。        TORA'S Blog

気・血・水を正す。        TORA'S Blog

はじめまして。

手仕事で人の体を正す柔道整復師のTORAです。
創業1830年。漢方医が初代であります。
私で五代目になります。
日々の事を書いていこうと思います。

TORA

この数年で気になっていた事がはっきりとわかりました。

 

多くの人間関係のトラブルの原因で気付いていた事があったんだけど、、、その本質が見えてなかったのですがわかった様な気がします。

 

待てない人は待てる人にとってはとても厄介な言動を放ち行動をします。

その原因がなんとなくですが、わかりました。後ほど書きます。

待たない人は、性格の問題です。

気が短く、テキパキと集中して効率良く動きたい人であります。
待たない人は、状況をしっかり理解していれば、待つ人になります。

待てない人は、、、、
待てない理由があることに気付きました。
状況を正確に判断できなくなり、パニックに陥り、不安になり、、、、辺り構わず自分の不安を主張します。
時間も相手の事も考える余裕すらありません。
その状況で待てるわけが無いのです。
待てない状態がその人を襲っているからです。
しかし、本人はそれが普通だと思っています。

不安をぶちまけられた相手は、本人の不安になっている種を解決してあげようと時間をかけて色々と取り組んでいるのですが、、、その最中に間髪入れずに不安をぶちまけられます。。。。

それが、本人の不安が消えるまで永遠と続きます。
本人は何一つ悪気は無いんです。
ただ不安だから言いまくるのです。
それが普通だと思っているのです。

不安をぶちまけられて、それを善意で何か行動している人はどう思うでしょうか?

ちょっと待ってよ、、、
今解決に向けて考えて動いているから。。。

そう思うはずです。

それでも執拗に不安を言いまくります。

相手はどうなるでしょうか?

そんなに不安なら、、
じゃ、自分で考えれば?
自分で調べれば?
何で私が、貴方の不安の為にこんなに攻められなきゃいけないの?いい加減にして!?

と、こうなるはずです。

で、それを言われ突き放されると。。。

対応が悪い、
優しくない、

そのような事を言い出す事もあるのです。

いわゆるクレーマーと言われる中にはこの様な人も多いんじゃないかと思います。

クレームではなく、自分が不安だから異常に執着して落ち着きの無い行動と言動が出るのです。時間が少しだけあれば、あっさり解決する事なのに、それをを急かし、捲したて、相手の感情や行為を逆撫でするのです。

それが、子供ならまだしも、大人の行動です。

大人同士であれば、恐らく関係が悪化するはず。

しかし、関係が悪化した理由もわからず。
単に嫌われた。。。と思うのです。

自分から人が離れていく人間関係の悪化やトラブルの理由の1つに「待てない人」というのがあるのかと思います。

いちいち突っかかってくる。
自分の気が済むまで突っかかってくる。
そう捉えられてしまうのです。
だから、人が離れていく。
そのような事態が起こるのです。

 

論理的に物事を考えるのに時間がかかる人であったり、感情が強過ぎ、論理的な考察をすっ飛ばしてしまう癖がある人です。

ところが、、、
解決してしまえばすべてを忘れてケロッとしているのです。

全く罪悪感はないのです。
だって自分が不安だったから。。。
そうなったら、自分がやっている事は全て正しいと思うのでしょう。当たり前と思っているのかもしれません。

色々とぶちまけられた方は、面食らってしまいます。
散々ぶちまけてきて、解決したら何も無かったかの様な態度を取る事に、え?っと思うはずです。

私にとって、このような事は良くある話なので何とも思わないのですが、、、普通の大人の関係なら少々問題が起こる可能性もあります。

何でこうなるんだろうか?

私は長らく考えていました。

それが、わかった気がします。

この頃の世の中は、、、

何でも直ぐに物事がはっきりし、直ぐになんでもできる世の中。

24時間店は開いてるし、、、
メールで24時間対応だし、、、

仕事はシフト制で土日も祝祭日も関係ない、、、
待つ事が必要でない時代です。

一昔前なら、、、

店が開店するまで対応してもらいようが無い、、
電話で聞くには常識的な時間があるから朝まで待つしかない、、
休日は誰もいない、、、
待つ事が当たり前だった。。

ひと呼吸おいて何でも対応している感じでした。

誰でも何時でも解決できると勘違いしている脳になっているんじゃないか?

そんな風に思います。

待つ事を忘れてしまう脳になっている。

待てるのに待たないのではなくて、

とにかく待てない人なのではないかと思います。

そんな風に思います。

いま、そのような人がとても多く感じます。

時間も何も関係なく、言いたい事をその場で言う人が多い気がするのです。

私は、そのような人にはそのような人なりの対応をします。

決して突き放す事はしません。

わかる迄話します。

待つことを理解してもらうまで話します。

逆に執拗に待つ事を言います。

そうやって気付いてもらいます。

かつて、そのような人がメールと電話を使って私に同じ事を何度も質問してきた人が10人くらいはいます。

こんなに同じ事を言っているのに理解していないわけがない。
単に不安なんだろう。。。。理解できないとすれば、何か心か脳に異常をきたしているのか?と思う事がありました。

なんとなくですが、時々この様な事があると、、、

よっぽど不安なのかな、待てないのかな。。。
不安にはワケがあるのか、それとも悪気無く待てない人なのかな?

そう思うようになりました。

私も人間なので不安を理解できないわけではありません。

待つ事も覚え、その待っている時間に物事を客観的に考えて、心を整理する事も必要だと思います。

全ての物事に対して、待つ事が出来ないと失敗は多いかと思います。

どんな人にでも起こりえる事だと思います。

待てないほど不安な事を引き起こす様な原因や環境を作らない事も必要でしょうが、その前に少し冷静になって自分を客観視してみて下さい。

不安は誰にでもあるものなのですから。

生涯修行

匡正堂葛飾院長