一人ぼっちの夜。。。 | ブログDE教採BY河野正夫

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教員採用試験対策講座を主催する広島教採塾の代表の河野正夫のブログです。教育について熱く語り、教採合格の勉強法の秘訣についても語ります!!

今から、30年近く前、私がアメリカに在住していたとき、アメリカ人の同僚に聞かれました。

 

 

Sukiyaki Songって、知っているかい?

 

 

Sukiyaki Songとは、もちろん、坂本九さんの「上を向いて歩こう」のこと。

 

 

 

 

私が、「もちろん、知っているよ!」と答えると、日本語の歌詞を英語で説明してほしいとのこと。

 

お安い御用です!とばかりに、坂本九さんの歌い声を聞きながらの「同時通訳」。

 

私が「同時通訳」をし終わたら、アメリカ人の同僚たちが、「いい歌詞だね!」と感心していました。

 

 

「上を向いて歩こう」は、

 

 

上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
思い出す春の日
一人ぼっちの夜

 

 

というちょっと考えさせる歌詞で始まります。

 

 

この曲の歌詞に、何度も何度も出てくる

 

 

一人ぼっちの夜

 

 

という言葉が耳に残ります。

 

 

そんな30年近く前の、アメリカでの同僚との他愛のない会話を、ふと思い出しました。

 

 

一人ぼっちの夜

 

 

心に残る言葉です。

 

 

私も含めて、教育を志す人は、

 

 

教育は、人が人を育む営み。

 

人と人との信頼関係が大切。

 

共感的な人間関係が指導の土台。

 

 

などなど、人とのつながりを強調します。

 

 

ひとりで学ぶより、仲間と学ぶ方が、学びの効率も上がりますし、学び自体が楽しくなります。

 

人とつながっている方が、安心ですし、幸福度も上がります。

 

 

そんなことも思いながら、もう一度、「上を向いて歩こう」を聞いてみました。

 

 

一人ぼっちの夜

 

 

胸に刺さってきます。

 

 

学びの場はともかく、人は、究極的には孤独なものです。

 

 

自分の人生の選択肢を決めるのは、最後は、自分です。

 

自分ひとりです。

 

家族がいても、友人がいても、相談する人がいても、自分の人生の決断を下すのは自分ひとりです。

 

 

教員になるのか、ならないのか。

 

教員に向いているのか、向いていないのか。

 

高校の教師になるのか、中学校の教師になるのか。

 

 

教員採用試験に関しても、最後は、自分ひとりで決断を下す必要がある場面に遭遇します。

 

相談できる人がいれば少しは助言も情報ももらえます。少しは気が楽になるかもしれません。

 

でも、人生の選択肢を選ぶのは、いつも自分ひとりです。

 

 

誰にでも、その人なりの、

 

 

一人ぼっちの夜

 

 

があるはずです。

 

 

そして、その

 

 

一人ぼっちの夜

 

 

に決断したことで、人生の次の歩みが始まります。

 

 

誰にでもある、孤独で切ない、

 

 

一人ぼっちの夜

 

 

ですが、いったん、決断を下したら、

 

 

上を向いて歩こう

 

 

というのが、常道ですね。

 

 

上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
泣きながら歩く
一人ぼっちの夜

 

 

1961年にリリースされた「上を向いて歩こう」という曲に、心が揺さぶられた2017年の秋の夜長でした。

 

 

 

 

では、また明日!!

 

 

 

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河野正夫