専門教養の筆記試験で満点を取るために、必ずやるべきこととは?? | ブログDE教採BY河野正夫

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教員採用試験対策講座を主催する広島教採塾の代表の河野正夫のブログです。教育について熱く語り、教採合格の勉強法の秘訣についても語ります!!

教員採用試験の専門教養の筆記試験で満点を取るために、必ずやっておかなければならないことをご紹介しましょう!


どうしてもやるべきことは、次の3つです。


(1)教員採用試験対策の問題集や参考書で、最新年で出版されているものが5種類前後ありますから、そのすべてを購入して、すべてやることです。

例えば、保健体育であれば、次の問題集・参考書が教員採用試験対策用に出ています。


教員採用試験 中高保健体育らくらくマスター(2017年度版)
実務教育出版

よくわかる中高保健体育 (2017年度版 教員採用試験 Basic定着シリーズ5)
時事通信社

保健体育科の精選実施問題 2016年度版―全国版 (教員採用試験・精選実施問題シリーズ)
協同出版

教員採用どこでも! 中高保健体育(2017年度版) (教員採用どこでも! シリーズ)
一ツ橋書店

教員採用試験ステップアップ問題集 5(2017年度) 中高保健体育 (オープンセサミ・シリーズ)
七賢出版

これらをすべて購入して、問題集はすべての問題に挑戦し、要点をまとめている参考書は、アンダーラインでも引きながら、読み進めます。

ここで重要なのは、1冊の問題集だけを買って、何度も何度もやるというのは効果的ではありません。

大体、教採の専門教養で高得点を取れない人は、1冊の問題集だけを3周やったとか5周やったなどと言います。


そして、その方法を友人や後輩に吹聴します。

はっきり言っておきます。

1冊の問題集だけを何周もやるのは、自己満足に過ぎません。愚か者がすることです。合格には近づきません。


こんな愚かな方法を、知ったかぶりして、周囲の人や後輩に吹聴するような人を信じてはいけませんよ!

昭和の時代で、書籍が少なく、また、お金もなかった時代ならいざしらず、現在のように、書籍の種類も多く、本を5冊くらいなら、なんとか買える時代に、1冊の本を繰り返しするというのは、根性論的な美学に過ぎません。

1冊の問題集を何回もやるよりは、5種類の問題集を1回やる方が効果があります。2回ぐらいならやってもいいですから、5種類の問題集を2周すると最も効果的でしょう。

1冊の問題集を何回もすれば、最後は正解を覚えているだけです。

理解でも、問題解答能力でも、なんでもありません。正解を覚えているだけです。

問題の形式がちょっとでも変われば、もう覚えた正解は使えません。

だから、数種類の問題集でたくさんの問題の形式に触れるのです。

問題の種類にできるだけ触れることが重要です。

どうか、お願いです。1冊の本を何周もする方がいいなどとアドバイスるする人のいうことを信じないでくださいね!


(2)志望県の過去問は出題形式を知るために行う。

教員採用試験の筆記試験で不合格になる人に共通する特徴は、志望県の過去問だけを中心に勉強しているということです。

志望県の過去問は、その県での出題形式や難易度を知るためには重要です。

でも、過去問は、もう二度と出題されない問題です。だから、過去問を何度も何度もやっても何の意味もありません。

出題されない問題をやって満足するのも愚かなことです。

志望県の過去問のもう一つの利用法は、過去10年分くらいの過去問から、出題分野のリストをつくるということです。

この出題分野のリストをA3くらいの大きな用紙につくってみると、今年の夏に出題される分野が自ずと予測できます。

そして、その予測は、かなり当たるものです。

教採に合格する人は、志望県の過去問はデータベースとして活用します。

教採に不合格になる人は、志望県の過去問を問題演習に利用します。


志望県の過去問は、問題演習ではなく、データベースとして活用すべきなのです。


(3)志望県以外の過去問を直近、2~3年分、チャレンジする。

専門教養の筆記試験の勉強のために、自分の志望県以外の自治体の過去問集を購入して挑戦する人は少ないものです。

教員採用試験の受験者は、縦割りマインドを持っています。

例えば、広島県を受験する人は、岡山県や大阪府、東京都の過去問集などは買いません。

自分には関係ないと感じてしまうのです。

そう感じてしまう時点で、愚かなのです。

学習指導要領も、教科の内容学も、全国で共通です。

少しくらいの出題傾向の違いなんかどうでもいいのです。

最新の出題傾向は、志望県ではなく、他県の出題傾向で決まるといっても過言ではありません。

志望県の過去問は、再び出題されることは稀ですが、他県の過去問は、ほぼ同じような形で出題されることがはよくあります。

ですから、専門教養においては、志望県以外の自治体の過去問集を5冊から10冊くらい買って、いろいろな問題にたくさん挑戦することが重要です。


こう言うと、志望県以外の自治体の専門教養の過去問集を何冊も購入してチャレンジしている人なんて見たことないと思うかもしれません。

だから、不合格になるんですよ。

だから、筆記試験で高得点が取れないんですよ。

仮に1次試験に合格しても、合格者の中の最低点くらいで2次試験に進むので、2次試験で落とされるのですよ。


このことは、毎年、言っているのですが、どうしても自己流の勉強方法を変えない人がいます。友達がそうしている、先輩からそうアドバイスされたと言って、あえて愚かな方法で勉強しています。

だから合格しないんですよ!


合格したいのなら、今日、ご紹介した3つのことを是非やってください。

合格可能性が伸びるだけではなく、満点で合格を目指すこともできますよ!


効果的な勉強法で、最大の結果を勝ち取りましょう。

結果が伴わないような勉強法をやり続けるのは、愚かなことです。

賢く勉強して、合格を確実にしましょう!!




では、また明日!!


広島教採塾
河野正夫