2次試験合格のための秘訣が満載です!! | ブログDE教採BY河野正夫

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教員採用試験対策講座を主催する広島教採塾の代表の河野正夫のブログです。教育について熱く語り、教採合格の勉強法の秘訣についても語ります!!

教採の2次試験で合格するためには、少なくとも2つの対策を集中的にやっておく必要があります。

それは、


1. 個人面接

2. 模擬授業


の対策です。


個人面接の対策は、次のことを行う必要があります。


(1) 「自分の核」を決めること。

「自分の核」を決めるとは、例えば、以下にあげるような必須テーマについて、自分が何を語りたいのか、自分の信念はなにかということを、自分の心の中でしっかりとした想いで持ち、それを言葉というカタチにしておくということです。


2014年の夏の教採で必要となってくる「自分の核」は、次の35のテーマで作っておく必要があります。

これには長々しい文章を書いてはいけません。短いキャッチフレーズ的な言葉で、自分の核となり得る「想い」、「信念」、「志」を言葉というカタチにしておくのです。あくまでも、端的に、分かりやすいカタチにしておくということです。


2014年の夏の教採で必要とされる35の「自分の核」

1. 教育観(学校観)
2. 教師観
3. 体罰観
4. いじめ問題観
5. 教科観(教科指導観)
6. 学級観(学級経営観)
7. 子ども観(生徒指導観)
8. 授業観
9. 志望学校観
10. 特別活動観
11. 特別支援教育観
12. 家庭観(保護者観)
13. 日本観(日本人観)
14. 地域社会観
15. 社会事象観
16. 自分観
17. 趣味観
18. 人生観(経歴観)
19. 生きがい観(理想観)
20. 人間関係観
21. 職業観
22. 自己向上観
23. 志望自治体観
24. グローバル観
25. キャリア教育観
26. 情報教育観
27. 道徳教育観
28. 健康観
29. 公務員観
30. 言語表現観(コミュニケーション観)
31. 学力観
32. 学習意欲観
33. 規律観
34. 公務員観
35. 未来のビジョン観


(2)心に響き、心に伝わる語りを構築すること。

「自分の核」が決まったら、それを活用、応用して、いろんな面接質問に答えるのに活用・応用していきます。この活用・応用とは、面接質問に正対しながら、インパクトある言葉で、自分の語りを紡ぎ、磨き上げていくということです。

キャッチフレーズで言いましょう。


「話すんじゃない、伝えるんだ。」


「耳に伝えるんじゃない、心に伝えるんだ。」


面接での語りの神髄です。

ただ語っても合格は勝ち取れません。

語るだけでは、結局は、自己満足です。あなたの声が音として響くだけです。

面接官に伝える、つまり、面接官に理解し、共感し、賛同してもらわなければいけません。

だからこそ、「話すんじゃない、伝えるんだ」なのです。


そして、声という音で相手の耳に伝えるのではなく、面接官の心に伝えて、心に響かせる、そして、共感、好感、高評価を勝ち取るのです。

だからこそ、「耳に伝えるんじゃない、心に伝えるんだ」なのです。


私は、面接指導では、常に受講者に聞きます。


話しているだけですか?
伝えようとしていますか?
伝わっていますか?


その語りは単なる声・音ですか?
相手の心に響きますか?
相手は感動・共感・好感を持ちますか?


この観点で面接演習をしなければ、単なる「発声練習」になってしまいます。

素人の面接演習と、プロが指導する面接演習の決定的な違いはここにあります。


(3) インタラクティブな面接特訓を行うこと。

面接は一問一答ではありません。面接官は矢継ぎ早に補充質問や追加質問をしてきます。それに答えることが、言わば、面接での本番です。

面接官は主質問のあとの受験者の最初の答え(主回答)だけで、評価をつけることは、あまりありません。なぜなら、主回答は準備をしてきているということを面接官は知っているからです。主回答のあとの補充質問や追加質問、時には、圧迫面接的な質問への答えにこそ、受験者の真の姿が出ます。面接官はそこを評価します。

だから、インタラクティブな面接特訓をする必要があります。

インタラクティブな面接特訓でも、「自分の核」を意識し、インパクトある言葉で、面接官の心をつかむ必要があります。これができる特訓をすることが合格への必要条件です。



模擬授業の対策には、次のことを行う必要があります。


(1) 模擬授業で合格するための「演出」を行うこと。

模擬授業と実際の授業は違います。教育実習でやったことや、日々の授業でやっていることをそのままやっていたのでは、不合格になります。

教採の模擬授業には、教採の模擬授業のための特別な演出方法があります。

教採の模擬授業は、言わば、オーディションです。そこに本当の子どもはいません。

日々の授業は子どもの学びの成立のために行いますが、教採の模擬授業は自分の合格のために行います。

目的が全く違います。

もちろん、教採の模擬授業においても、子どもの学びが成立するように行うのですが、それはあくまでも空想上の子どもが学びが成立しているような「格好」で行うのです。それは演出なのです。

子どもに学びを成立させているような「フリ」をしながら、自らの授業力の高さを採点官に評価してもらえるようなちょっとした工夫が必要です。

もう一度言います。

教採の模擬授業は、演出力がある人が、必ず勝利します。


(2) 最初の5分で採点官の心をつかむこと。

模擬授業は最初の5分が重要です。最初の5分を失敗したら、不合格確実です。

つまり、模擬授業の導入は、あなたの合否を決定します。

導入には、子どもに興味関心を持たせるような工夫が必要です。

それは「小ネタ」であったり、子どもの好奇心を刺激する発問であったり、語りの技術であったりします。

どの単元が出題されようと、最初の5分で、圧倒的な演出力で、授業を行う必要があります。

ここでひとつ重要なことがあります。

それは、子どもを魅了する授業は、大人である採点官をも同じように魅了するということです。

採点官が退屈するような授業では、不合格になります。

優れた授業(模擬授業)は、子どもも大人も同じように惹き付けます。


(3) 演技者としての姿の特訓をすること。

模擬授業は、オーディオ・ビジュアルでの勝負です。あなたの姿が見られます。

あなたの表情、動作、話し方、声のトーン、身体の動きで勝負します。

自分の授業している姿に自信がありますか?

「見られる」存在としての、自分自身に自信がありますか?

あなたの授業している姿が、見る人に共感や好感を抱かせるものでなければ、合格は勝ち取れません。

模擬授業は演技です。演技だからこそ、演技者の姿の特訓が必要です。

これをやらずに、ダラダラ授業をするから、模擬授業で不合格になるのです。

模擬授業で不合格になる人、不合格になった人の共通点があります。

それは、そういう人は、自分の授業に根拠のない自信を持っているということです。

その根拠のない自信は、主に次の二つからきます。

A. 教育実習や、実際の教壇での授業で、褒められた。
B. 昨年は不合格だったけれども、模擬授業の評価は、「A」だった。

だから、「バカに付ける薬はない」、ということになるんです。

いいですか。実際の授業と教採の模擬授業は違います。実際の授業で褒められたところで、その通りを模擬授業でやっても高評価は取れないんですよ!!

また、不合格者への成績開示での「A」というのは、不合格者の中では上位であったということなんですよ。もう一度言いますよ。あなたの授業が優れていたから「A」ではないんですよ。不合格者の中では、まあマシな方だったということなんですよ。毎年、「私は、昨年、模擬授業はAだったので自信があります。」というおバカさんがいます。何でも自分の都合のよいように解釈する「アホ」です。不合格者の中の上位ではダメなんです。それは合格水準以下ですから!!

「見られる」存在としての、演技者としての姿を磨くことは、模擬授業で合格を勝ち取る鍵のひとつです。



さて、今日の記事で書いたこと、つまり、

個人面接の演習方法、

模擬授業の演習方法、

は、実は、広島教採塾が8月14日、15日、16日、17日、18日に行う、直前演習のカリキュラム内容でもあります。

8月中旬のこの直前演習では、面接特訓7時間、模擬授業特訓7時間で、徹底的に、今日の記事で書いたことを演習していきます。


2次試験で合格して、教採の最終合格を勝ち取りたい人は、是非、ご参加ください。

受講者の全員が合格するとは言いません。

でも、受講者の90%近くが合格しているのは事実です。


今年の教採で合格したい方は、是非、ご参加ください。


先行予約の受付は、今日(7月26日)21時からです。

先行予約では、定員の4割まで受け付けます。


詳細は、こちらから。



では、また明日!!



広島教採塾
河野正夫