先週の土曜日。
助産師会主催、京都市保健医療課共催の、市民公開講座がありました。
 

講師は以前にも男性不妊の話をして下さった、いちおか泌尿器科クリニックの市岡健太郎先生。

今回はおちんちんにまつわる、
『心配ないこと』
『何らかの手を講じないといけないこと』について、時間を割いてお話し下さいました。

その中でも今回は、包茎について少しだけシェアしたいと思います。

まず、中高生男子に多い
「おちんちんの皮をむいたら戻らなくなった・・・」
どういう状態かと言うと、『嵌頓包茎』といって、おちんちんの皮が亀頭の首の部分で締まってしまうこと。
これ、ほっとくと大変。
締まった先の部分が血流障害起こしているため、場合によっちゃ壊死します。

こうなってしまえば当然緊急手術ですが、予防のためにも、皮は無理くり剥かないように、周知徹底した方がよさそう。どうしても包茎を何とかしたいなら、大人になってから手術をすることに致しましょう。


以前は赤ちゃんのうちに皮を剥いて洗うように勧められていましたが、今はそういうことは奨励されていないようです。


真性包茎であっても、手術療法のみが治療法という訳ではありませんし、手術をするにしても成長を待てばよく、原則急がなくても良いとの事。
例外は包皮炎を反復する場合や、皮に開いてる穴が小さく、おしっこが皮の部分に溜まり、霧吹きのように出てくるような場合です。


こうしたことは、男子二人の母であっても初耳。
女子のことは自分がサンプルになるのである程度わかりますが、男子の、しかもおちんちんの真面目な取説は無いに等しい。

からだの事をちゃんと学ぶ機会が無いのは男子も同じなのですね。