いつも皇統について記事を挙げて下さって改めて感謝申し上げます(^^

今回は元正天皇についてまとめて下さりリブログさせて頂きました。

 

1300年の時を超えて、元正天皇から我々に伝えるメッセージ。

 

「男系?女系?なぜ気にする必要があるのか?

私は、祖母である持統から、弟である文武、そして母である元明より皇位を受け継いだ。解釈によってどうとでもなる男系女系を区別するのではなく、天皇家からの血統の近さと、群臣(国民)からの推戴を元にした皇位継承を行うべきである。」

 

元正天皇の人生を見た時、女性が天皇になれない今のルールは、どう考えたって不自然としか言いようがない!

 

仰る通り、女性皇族が即位出来ない現行ルールは日本の古からみても不自然でしかないのです。

女性天皇が数多いた時代は様々な外因があり明確な皇位継承ルールがある訳でもなく、当然男系女系の概念もありませんでした。

 

文武天皇を軸として、首皇子即位までの間、元明・元正天皇、この皇位継承の流れは直系の重視、つまり文武天皇直系継承のための中継ぎとして、元明、元正天皇の即位が諮られたと言われますが、

一つ、この時代の女性天皇は中継ぎと言われるものではなく、譲位した太上天皇と今上天皇の共同統治が続いた時代であったことに注目すべきです。

 

すみれ色の瞳の女性天皇、元正天皇が描かれた永井路子氏著書の「美貌の女帝」を読んでみると、

永井氏は、この時代の女性天皇の業績を鑑み巫女(ヒメヒコ制)や中継という意識があったのではなく、

政治的手腕を発揮した女帝たちを評価し、女性天皇を女系・母系として捉えた史観を「美貌の女帝」に記しています。

飛鳥時代から奈良朝まで天皇の半分の代が女性であった事実は、単に影の薄い中継ぎ的存在であった解釈ではおかしいという永井氏の想いから、彼女たちの業績はお飾り・傀儡的な物ではなく不比等との対立構図の顛末が鮮やかに描かれ描かれています。

とにかく、持統天皇・元明天皇・元正天皇がカッコええのです(^^♪

 

今一度、古の女性天皇たちを見つめ、彼女たちのメッセージを聞くべきです。