おおおう。何が届いたのかと思ったら、「逃げ若」やん!
全裸逃亡ド変態稚児の漫画15巻
北条家最後の執権北条高時の息子、鎌倉惨劇の中を生き延び逃げに逃げつつ鎌倉を奪還しつつも南朝方として鎌倉で処刑された若き武将北条時行が描かれた「逃げ上手の若君」。
本来の史実が重すぎますがそれを上回るほど面白く、ど変態が多いのが特徴(笑)
私は鎌倉時代が好きで漫画は8巻(だったか)まで無料配信で読んだのですが「こんなん好きやろ?」と、娘がプレゼントしてくれました。
母の好みを熟知してくれてその気持ちも嬉しい!ありがとう。
鎌倉末期、京都六波羅探題北条仲時の最期に心打たれて、惨劇の地滋賀の蓮華寺にお参りに行った話を友人に披露してドン引きされた事はさておき。
時行の実在は一応史料に残されてはいるものの影もうすく、三度に渡り足利勢を破り鎌倉を奪還したわりにはあまり取り上げられることもない武将。主人公がマイナー過ぎて「あんた誰や」的な異例の作品です。こうして漫画が大ヒットになり一番驚いているのは時行本人かもしれませんね。
時行は当年10歳かそこらで神輿に担ぎ上げられたとしても、「北条の鎌倉」としての役割を果たしたのですからよほどの傑物であったのでしょう。時行の未来は変わりようがありませんし彼の運命を想うと悲しくなりますが、結末がどのように描かれ終わるのか、そのまま変態チックに終わるのか楽しみでもあります。
と、前置きが長過ぎましたが(^^;
逃げ若をブログに書いたのは、作中の北畑顕家の言葉に心惹かれたから。
言葉を禁じても差別など無くならん。そもそも生物には差も別もあるのだからあるがままで結構なのだ敬意さえ通じ合えば自分の敬意は行動で伝え相手の敬意は心で読み取るそれさえ守ればどんな両者でも一つにまとまる。
前からブログで書いている事ですが
私は男女や人の区別や差別は人間である以上あって当たり前のことで、相手を敬い立場を敬い、その差をお互いに補っていくことが家庭でも社会でも必要で大事な事だと思っています。
差別ではなく相手を貶め卑として扱う事が駄目だという事です。今の平等は家庭でも社会でも「そうやりゃあいいんやろ?」感が否めない。
人を愛する者は人恒に之を愛し、人を敬ふ者は人恒に之を敬ふ。—『孟子』