走る!!

薬いらずのからだを作る

栄養薬剤師のあらしきょうこです。

 

 

 


今年で5度目

宮古島ワイドーマラソンに

行ってきました~(^^)

 

 

今回もご多分に漏れず

エントリーまで葛藤の日々でした(笑)

 

 

というのも

今年から制限時間が

14時間から13時間に短縮。

 

 

それに伴い

80km、11時間15分の関門の前に

67km、8時間45分という

新たな壁が登場したのです(>_<)

 

 

11時間15分という限られた時間で

私はどこまで進めるのか?!

 

1mでも遠くに!

 

前よりも少しでも成長している

自分に出会いたい!!

 

 

これを目標に

2019年 65km

2020年 70km

2023年 72kmと

少しずつ距離を伸ばしてきましたが

新たな壁出現で叶わない・・・

 

 

だとしたら

100kmにエントリーする

意味は・・・

目標は・・・

 

 

仲間の応援のためだけに

家族を置いて

一人遊びに行くのか・・・

 

 

6年前に叶わなかった

50km完走を目指すのか・・・

 

 

でも仲間が皆

100kmを目指す中で

ひとり50kmなのも

寂しい、悲しい、恥ずかしい、情けない・・・

 

 

とはいえ

11月の下関海響マラソンも

32kmでDNF。

 

今の走力では

あのアップダウンだらけの30kmさえも

4時間15分では無理かもしれない・・・

 

 

6年前も超えられないなら

私は何のために行くのか・・・

 

 

私が宮古島まで行く

大義名分は一体何???

 

 

と悩みに悩んでエントリーしたのは

50kmの部。



締切の5日前でした(^_^;

 

 

故障で出遅れていたとはいえ

12月の松江マラソンは

何とか6時間ギリギリで完走。

 

ウルトラ練習会55km走では

10時間もかかる。

 

そのまた後に参加したウルトラ練習では

22kmで早々にリタイア。

 

 

その後、うまく走れた日もありましたが

あまり手応えを感じられないまま

心は折れたままでした。

 

 

 

 

これは出発前夜の私の想いです。

 

 

さて、大会当日。

 

 



 

私も早起きして

100kmを目指す仲間たちをお見送り。

 

 

雨は上がるでしょう~との

予報とは裏腹に

風雨は強く過酷なレースの始まりでした。

 

 

 

 

私は1人レンタカーでこっそりと

20km地点の伊良部大橋に先回りし

みんなの通過を待っていました。

 

 

こんなところでも

立っているだけでスタッフキャラ?

 

「トイレはどこですか?」なんて

尋ねられたりしながら・・・(笑)

 

 

宮古島の日の出は7時25分。

 




伊良部大橋の向こうに昇る

朝日も美しいのですが

徐々に明けてくる空に浮かび上がる

伊良部大橋もとても綺麗でした。





 

さて、自分の準備のために一旦ホテルへ。

 

 

 

 

この後ろ姿は・・・

 

 

50kmの部のスタート地点は

100kmを目指すランナーたちの

中間地点。

 

 

誰か仲間が来ないかな~~~と

ワクワクしながら待っていると

来た来た~~~~~\(^o^)/

 

 

 

 

「ゴ~ル~」と言いながら(笑)

 

 

 

 

リアルまもる君と一緒に

撮っていただきました(^^)

 

 

 

 

いよいよ50kmの部

11時スタートです!

 

 

 

 

ご覧の通り

50kmの部はアップダウンしかない道のり。

 

 

6年前はかなり早い段階から歩き始め

制限時間内にたどり着けなかった

30km先(80km地点)の東平安名崎の灯台。

 

 

あの灯台に制限時間内に到達するには

まずは最初の15km(65km地点)を

歩かないこと!

 

 

そう心に決めてスタートしました。

 

 

でも、長いんですよね~(>_<)

 

 

ここは我慢!

今は辛抱!

もう逃げない!

絶対に歩かない!

 

何度、自分に声を掛けたことか・・・

 

 

 

 

ここまで来れば下るだけ・・・のはずが

あまり下ってる実感はない(^_^;

 

 

とはいえ

8:00/kmで行って

4時間で30km(80km地点)を

通過するプランだったので

歩いているゆとりも私にはない。

 

 

見覚えのある景色や

歩いていた記憶や

併走するランナーとの会話

 

それらと重なるように

今、目の前を流れていく景色と

肉体に感じる疲労。

 

 

過去と現在を

行ったり来たりしながら

あの時、越えられなかったあの場所を

通り過ぎていました。

 

 

 

 

そう、あの景色の

その向こうに

目指す東平安名崎の灯台がある。

 

 

6年前は途中から一緒になった方と

寄り道しながら歩いた道も

今日は走っている。

 

 

すると向こうから来るのは・・・

 

 

 

 

やっと先を行く仲間に会えた!!

 

 

当たり前だけど

スライドもなくずっとソロだったので

本当に嬉しかった。

 

 

「ほとんど歩いてないよ~」と

互いに言葉を交わし

「頑張ろう!!」と

エールを送る。

 

 

 

 

ついに念願の東平安名崎の灯台まで

走ってきたぞーーー\(^o^)/

 

 

ところが何も遮るもののない岬は

ふきっさらしで前に進まない。

 

 

迫る関門・・・

 

 

必死で歩くその先に

再び見つけた仲間。

 

 

 

 

道のど真ん中で

泣きながら2人で抱き合い

観光客の車を止める(笑)

 

 

彼女こそ2023年、2024年の主役。

 

 

彼女の100km完走を見届けようと

集まった仲間との旅ラン。

 

 

私を追い抜けば

絶対に完走できる!

 

後ろから私のゼッケン 『630』 を見つけて

追い抜いて欲しい!!

 

 

ずっと願っていました。

 

 

そしてもう1人の仲間を発見!

 

 

確かこのとき

既に目標としていた4時間を

過ぎていたと思います。

 

 

少し弱気になっていた私に

「間に合う、間に合う」という言葉。

 

 

その心強い言葉を信じて進みました。

 




やったーーー\(^o^)/

 

 

私は6年前を越えた!!

 

 

image

 

 

====関門閉鎖3分前====

 

 

もう終わってもいい・・・

正直、そう思いました(^_^;

 

 

程なくして後ろから

「あぁ~~~」

「あぁ~~~」

 

 

響き渡るあの声は

きっと関門を通過した!

 

いつか後ろから「あらきょん」と

声をかけて追い抜いてね・・・と願いながら

安心して私は先を急いだのでした(^^)

 

 

さて、残り20kmを2時間48分

ということは、8:24/km平均。

 

 

8:24/kmといえば

スタートからゴールまで

イーブンペースで行って

完走できるペース。

 

 

この先の道のりを

自分の脚で走るのは初めての体験ですが

過去4回、回収車から見ていた景色。

 

 

ジェットコースターのように

ぐわんと下ってはグイッと上るあの道を

イーブンで行くのは不可能。

 

 

とにかく上りは歩いて

平坦、下りは走ろう作戦決行!!

 

 

高低図を見ると

65km地点に比べれば

緩やかそうに見える上りも

くたびれた脚には楽じゃない。

 

こんな坂でも歩くのか・・・私(>_<)

 




残り15kmを約2時間

8:00/km・・・




 

90kmを前に「あらきょん」

後ろから確かに聞こえたあの声。

ついに来た!!!

 



 

脚がロボットだと言っていたのに

とても力強い走りで私の前に出た。

 




それは90km手前。

そして、一緒に90kmを通過。

 

 

しかし、私は彼女の勢いに

ついて行けるはずもなく

みるみるうちに

彼女の姿は小さくなり

消えていきました。

 

 

残り10kmを70分。

 

 

平坦でフレッシュな脚なら

何てことない距離とペースだけど・・・

 

 

もう後は行けるところまで

やめろと言われるまで

進むだけ。

 

 

これは今までのレースで

一貫してやっていること。

 

 

上りは歩き

平坦、下りは走る。

 

 

そんな中・・・

 

 

GARMIN表示されている 「6:13:00」



制限時間の6時を過ぎているのに

なんで誰もやめろと言わないの?

 

さっき、6時のチャイムも鳴ったのに・・・

 

もうやめられるはずなのに

誰もいないしやめられない

 

まだ後ろから人が走ってくるのはなぜ?

 

 

しばらくこの疑問が頭の中をクルクルし

随分たってやっと気がつきました。

 



 

「6:33:51」 は経過時間

残り5kmを27分

もう無理だ

でもあと3kmくらいは

何とかなるかも

必死で腕を振り

脚を一歩一歩動かし

ほぼ上りのラスト5kmを

全力で進む。

 




あと6分。

 

 

この頃には

ちゃんと最後尾車が私の横を併走し

「時間が来ましたが乗りますか?」と。

 

「最後まで行っても良いですか?」

 

「自己責任と言うことなら大丈夫ですよ」

 

 

これで安心してゴールを目指せます。

 




18時4分、あと2km

 


残り1kmの立て札は既になく

最後くらいは走ってゴールしよう!と

走っていると

残り300mくらいのところで

待っていてくれた仲間。

 





その先のゴールアーチの下でも

みんな待っていてくれたのでした(T_T)







最後まであきらめずに

帰ってきて良かった・・・

 

 

でも・・・

制限時間内に帰ってこれなかった・・・

みんなの半分なのに・・・

あと2kmなのに・・・

もっと頑張れなかったのか・・・

 

 

ずっとモヤモヤした気持ちのまま

過ごしていました。

 

 

出来なかったときのことを心配して

出来る!やる!といつも言い切れない私。

 

 

そんな私がスタート前に

自分と約束したのがこれ。

 



 

この手を握りしめ

この手を時々見ながら

絶対にゴールすると決めたのは私・・・

 

そう思いながら

制限時間には23分間に合わなかったけど

自分との約束はほぼ果たしていたんですよね~。




 


大会から2日経ち

ようやく自分に対して

「よくやった!!」

「よく頑張った!!」と

声をかけてあげることが出来ました(^^)

 

 

(おまけ)旅の最終日はお約束の観光。

 




宮古島海中公園

 

 



バナナケーキのモンテドール

 



宮古島警察署のまる子ちゃん。

 




こうして楽しい2泊3日の旅が

終わっていきました。

 

 

とても長くなってしまいましたが

実はもうひとつ

私には別の楽しみがあったのでした。

 

 

この続きは

また次回書きますね~(^^)

 

 

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