昨日は、夫がフットサルから帰ってきてシャワーを済ませるやいなや、家を出ました。
モモのことが可愛くないわけでは絶対にない。
でも、どうしても一人になりたかった。
夫が当たり前に謳歌する自由を、私も欲しくなった。
休日の数時間くらい自由にしていたいと思う気持ちはわかる。だけど、私も同じ気持ちになっていることには、果たして気づいているのだろうか。
家を出るとき、自分も出掛けるつもりになってモモが靴を履いた。
しょうがないから連れて出たものの、もちろん私が行きたい方向通りに進むはずもなく。もうダメ。もう今日は耐えたくない。
夫に電話して引き取りに来てもらう。玄関を出てほんの5メートルくらい。
置いてきたモモの泣き声が聞こえて、もう聞こえるはずもない遠くまで来てもまだ聞こえるような気がして、とてつもない罪悪感と背徳感でいっぱいだった。一生懸命走って追い掛けてきているんじゃないかと、何度も振り返った。
一人になりたいのに、モモとずっと一緒にいたい。その両方。
私がちょっと我慢して、モモに付き合えば済む話なのに、そんなこともできなくて、なんて最低な母親なんだろう。
夫はこんな感情持つことなんて一度もなく、いつも遊んでいるんだろうな…
そんなぐちゃぐちゃに押し潰されそうになりながら向かった図書館。
いつもはお料理本や、主婦雑誌を選ぶけど、そんな気分になれずに選んだのがこちら。
八日目の蝉/中央公論新社

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もうずいぶん前に、映画化もされましたね。
DVDかりて見ました。
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ちょうど席も空いて、じっくり1時間。
久しぶりに1冊読み切ることができました。
ブログ冒頭の一文は、この本の中で好きな文です。
母親が子に願うことって、これに尽きるのではないでしょうか。
思わず読みながら泣きました。
以前この本を読んだとき、映画を見たときの涙とは違うものでした。
やっぱりモモのことばかりを考えていました。
今日も、がんばろう。