まだ日本全国が結構元気だったころ、なんだか近い感じのタイトルの曲が2曲、同じ年にリリースされています。
ラッツ&スターの鈴木雅之と菊池桃子という異色の組み合わせの「渋谷で5時」が1993年9月に鈴木雅之のアルバムの中の1曲としてリリースされました。
翌1994年の1月に「違う、そうじゃない」のカップリングとしてシングルカットされています。
ちなみにこのお二方、共演は初めてだったとか…MVもそのようなストーリーになっています。
声質が全く違うお2人ですが、よくあっていると思います。
時代背景もあるのでしょうか、オシャレな感じがしますよね。
1993年12月、ピチカート・ファイヴから「東京は夜の7時」という曲がリリースされました。
ピチカート・ファイヴの曲は稀代のメロディーメーカー、小西康陽によって製作されたものですが、この曲もMVも含めて全体的にとにかくオシャレ。
この時代特有のパワーと各種様々な面で惜しみなく投入されている感じが秀逸です。
野宮真貴のボイスはもう一級品ですねえ。
ちなみに同じピチカート・ファイヴの「ベイビィ・ポータブル・ロック」はそれらがすべて詰め込まれた最高の1曲です。
当時でも懐かしさもありながら新鮮、という印象がありましたが、30年以上経った今でも全く印象が変わらないのはすごいの一言。
たぶん今の新曲としてリリースしても違和感ないでしょう。
東京、渋谷だけじゃなくてまだ日本が元気だったころの雰囲気をよく表した名曲たちです。
私はいい時代に青春時代を過ごすことができましたね。