行者菜とは、行者ニンニクとニラを交配させた野菜。
宇都宮大学農学部のグループ(育成権保有)が開発し、
許可を得た産地しか栽培できない貴重な野菜です。
現在は、山形県長井市を中心に全国で1道6県7カ所のみ栽培されていて
北海道内では、網走市だけが栽培しています。
網走市では、平成21年に「オホーツク行者菜研究会」を設立し、3戸3aで栽培が始まり
平成23年から本格的に生産を開始。
現在は6戸12aの生産体制で特産品化を目指す取り組みを進めているそうです。
見た目や食感は「ニラ」に似ていますが、味や香りの特性は「行者ニンニク」に近いという事なので
ニラと同じように手軽に使えそうです。
豚肉、ニンジン、マイタケと一緒にスタミナ炒め
行者菜は、硫化アリル、ビタミンA、ビタミンB1、葉酸が豊富。
硫化アリルは、疲労回復効果も期待されています。
また、マイタケに含まれるβグルカンは免疫機能を高めてくれると言われています。
豚肉のビタミンB1も合わさり、夏バテ防止にもオススメです。
ちなみに、網走の行者菜は5月下旬~8月上旬が旬ですよ。