【あの時離婚してればよかったのかな…】

今日は少し
重い話をしようと思います。
先日、高校2年生になる息子と焼肉屋さんに行って。


炭火焼きなんですけど火が弱くて…。
その間、時間があるので2人でのんびり話していると、彼が幼少期のことを振り返ってこう言いました。
「小学校受験の時、勉強も受験強要されて、本当に辛かった。とにかく親父のお金の感覚おかしい。高収入とか言ってる割におれには衣食住の不自由な生活させてるよね。
でもお母さんも同罪だよ。」
当時、主人は息子に小学校受験をさせることを決め、主人は偏差値の高い学校に入れるために躍起になっていました。
主人は息子に勉強を強要し、厳しく指導しました。
私はその度に間に入り、主人を止めようと必死でしたが、
結局は平日の勉強を教える立場にあった私も、
止めに入っても長い間解決されなかったことも、
息子の目には加担していると捉えていることも話してくれました。
息子は発達の凸凹があり、当時空気を読むのが苦手でした。
一歳半健診では喋れる語彙が少ないという指摘も受けていました。
しかし、大きくなった今、自分で過去の出来事について理解する力を持ち
それを率直に私に伝えてくれました。
その姿を見て、この子はきっと他人が取り繕った話しをしても自分でその話しの是非の判断はできるようになっている。
と、いう成長を感じたのと同時に
自分の、あの最悪な時の選択について反省することになりました。
あの時、私は本気で離婚を考えて何度も離婚届を主人に突きつけていた時代でもありました。
でも今思えば息子を守るために、もっと、もっと早く違う道を選ぶべきだったのではないかと…。
「こんなことやってたら、大学受験の頃には本当におかしくなるから今すぐやめて❗️」
当時から何度もそういって
止めに入り、しばらく夫婦で口論のあと
「もうやらない。
これからはキレない、優しく教える」
そう言って翌週、翌々週には同じことの繰り返し…。
結局、そういう人は何度言っても根本を変えることはできないのです。
その後も幾度となく夫とぶつかり合いましたが
スクールカウンセラーや通級指導教室、療育、塾の先生に助けてもらいながら。
塾長「塾で勉強を見るので、家では勉強の『べ』の字も言わないでください。」
中学の成績表やテスト結果は
主人には見せない・見ない。
少しずつですが、威圧する回数が減っていくようにはなるものの…。
ある時は主人の言葉が引き金になって父子で
取っ組み合いの殴り合いになって主人が骨折することもありました。
結局私は凸凹さんの将来的にかかる費用の現実から経済的な安定を選び、主人とともにいる道を選びました。
今振り返ると、あの時の選択が正しかったのかどうかはわかりません。
何が正解だったのか、きっと答えは死ぬまでわからないでしょう。
私の経験から、
無理に子どもに勉強をさせることは、
それこそ最終学歴に当たる大学受験で子どもが普通に頑張ることができなくなることに繋がるのだと本当に身をもって痛感しています。
まだ我が子より年下のお子さんをお持ちの方や、同じような状況のご家族への警鐘として、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。