暑さにもマケズ
ではないですけど、昨日は蒲郡は竹島の神社へと行ってきました。
炎天下、道に迷いながら辿り着いて境内に入った時は熱中症で倒れるかと思いましたよ（汗）
橋を渡る前の神社と八百富神社を参拝した後、２度も姿を現してくれたトカゲ君
この後、水族館を見学して帰ろうと思ったらお祭りをやっていたので覗いたら、よさこいをやっていたので暫し見学してました。
蒲郡駅前で見かけた金色のポスト
初めて見ましたよ
今年の暑さって、去年よりヤバないですか？年かな？（爆）
この話から少しの間、小説家になろうで書いている「気が付いたら幽霊やってました」の世界と合流します。
雨音へ１
何で俺が外堀を埋めてまで蘭ちゃんを雨音と言う街に連れて行きたがったか
それは、何度も見せられた夢にある。
その都度シチュエーションは違うけど、蘭ちゃんが死ぬ夢…
その夢を毎夜見せられたら…
言うまでもないよな。
しかも、蘭ちゃんの父親とその奥さんも道連れになる夢まで見たら…
あまりに見るものだから、寝不足気味になり仕事にも支障が出る様になってしまった
そんな俺の様子を心配した聡子さんが仕事上がりの俺を食事に誘って根掘り葉掘り訊いてきた
どおやら俺が蘭ちゃんを無理やり襲って嫌われてしまったかと邪推したらしいけど、それには全力で否定したので安心していたよ。
それなら何でそんなに窶れているのよと問い詰めて来るので夜な夜な見せられる夢のことを話したら
「それ…予知夢かもよ」
単発で見る夢ならいざ知らず、何度も見るのは悲劇を回避出来るのは優里くんだけだから動けよと神様からのメッセージである可能性があると聡子さんが言う。
それでも夢だよ？警告なんてあるわけ無いじゃん！
「そんなわけない
偶然に偶然が重なっただけだよ
単なる夢が神様からの警告なんてこと有り得ないよ」
と、反論してみたのだけど
「予知夢って知ってる？正夢は？たかが夢だとスルーしていると取り返しのつかないことになるよ」
と返してくる。
まぁ、虫の知らせと言う言葉もあるし最悪の状況も考慮に入れて打てる手は打って置くべきだと言われては返す言葉もない。
とは言え、こんな話を誰に相談出来るのは志保さんくらいしか心当たりがないけど俺、志保さん苦手なんだよな。
然し、コレばかりは俺が動くしかないので陽子さん経由で志保さんに連絡を取って陽子さんと聡子さん混じえて４人で話をしたのだけど、志保さんは
「あの状況に陥ってしまったら私では祓えない」
と言うだけ。
志保さんだけは蘭ちゃんの状態を知っていた。
蘭ちゃんとこれまでのことを聞かされた俺は絶句してしまったよ。
然し、どおしてそこまで出来るのか解らない。
「ネグレクトって言葉を知っている？」
理解に苦しむ俺に陽子さんが訊いたことがない言葉を言う。
陽子さんの話は信じ難い事柄だったけど、中村芹佳と言う人物が捕まったことはニュースで観ていたし、蘭ちゃんが実母に対して良い感情を持っていないことは気付いていたよ。でも、実母がそんなことをしていたなんて思いもよらなかっただけなんだ。
それに、実母に対して何にもしていない山科さん達が性別逆転夫婦だって理由だけでネット上で攻撃した挙げ句に殺害予告まで出していたなんて誰が信じられる？
「結局、自分の身勝手が通らないから通る様に誰彼構わず怨んで憎んで攻撃していた見た目は大人心はク◯ガキだったってことですか？」
俺の問いかけにため息混じりに同意する陽子さんではあったけど、志保さんの話では
「その恨みや憎しみが憎悪に昇格して取り憑いた相手を呪っているのよ」
とのことだ。
現に、実母が亡くなって間もないのに既に３度ほど事故に遭いかけたりアプローチに乗ってこないお客から襲われかけたりしていて、このままでは本当に…との事で早急に対策を講じないと手遅れになりかねないと言っていた。
「あの娘なら助けてくれるかも…」
行き詰まり感が漂い始めた室内で、思い出した様に陽子さんがとある人物の名を出すと「迷惑はかけたくはないけど」と言いながらその人物に連絡をしてみることにしたのであった。
陽子さんが連絡したのは三田村真子さんと言う名の元祓い屋だと言う。
祓い屋と言うのは、人々を苦しめる悪霊や怨霊それらを祓いあの世に送ることを専門にしている人達で強い祓い屋には妖怪をも祓うことも出来るのだそう。
然し、真子さんも結婚を契機に祓い屋を引退していて力も殆ど枯れているとのことで最初は断っていたのだけど、陽子さんが交渉をした結果、祓い屋ではないし忙しい御仁なので捕まるかどおか解らないけどと言った後で真子さんが住む街の幽霊屋敷に行けと言った。
生きるか死ぬかの瀬戸際に追い込まれそうになっているこの時に何故に幽霊屋敷？と思ったのだけど、その幽霊屋敷の支配人が現役の祓い屋と言う事でその人の紹介ではないとその人物と会える確率は低いと言うのだ。
「話は通しておくから直ぐにでも来てよ」
と言うだけ言って電話を切ってしまう真子さんに困惑した俺達だけど、取り敢えず俺と志保さんで行ってみることにしたんだ。
志保さんの運転で高速で走ること約３時間程走った山間に開けた土地に在る街が雨音と言う街で、幽霊屋敷は本物の幽霊に出会えると有名とのことだ。
屋敷の中で出会える幽霊は脅かしはして来るけど、優しい幽霊ばかりなのだそう。
幽霊屋敷に到着した俺と志保さんは幽霊屋敷の入口付近に居たスタッフに声をかけ、事情を話すと支配人の月光さんに合わせてくれた。
「志保さんと言いましたか？
ひと目見て解りました
貴女の様な力の強い方が手を焼いている者であるのなら私でも無理でしょう」
月光さん曰く、話を訊いただけで何とも言えない部分はありますが、邪神化している可能性がありそうですね。
そんな者が不特定多数の生者を狙っているとあっては何処から手を付けて良いかも解らないとのことだ。
守護霊の力が強いせいか今の所は事なきを得ているようですけど、このままだとお二方も確実に殺られますよ
歯に衣を着せぬ言い方の月光さんにズバリ言われた俺と志保さんの顔から血の気が失せる。
その時
「嫌な反応を感知したから来てみれば
トンでもない者が憑いているようね」
床から湧き出る様に出て来た女性に今度は月光さんの表情が固まる
てか、この女性って幽霊なん？実体がある様に思えるのだけど、何で床から湧いて出て来たのは何で？
パニクっているのは俺だけではなく志保さんもパニクっている様子。てか、魔界って何だよ…月光さん詳しく説明してくれよ！
「こ…コヨミ殿…今は魔界の筈なのでは？
って言うか、レイ殿みたいな出現の仕方をしないで頂けませんか？お客さんがパニクっているではないですか！？」
湧いて出た女性はコヨミと言うらしい
詳しいことは聞けなかったから解らないけど、志保さんがパニクる程だから逆らわない、機嫌を損なわない方が良い女性だと言うのは理解出来た。
とは言え、幽霊なのか生きている者なのか解らないのは気分の良いものではない。
なので
失礼を承知で質問致しますが、貴女は幽霊ですか？生きている者ですか？
と質問してしまったよ。
俺の質問にポカーン状態の志保さんと月光さん。
本来俺は見える人ではないのだけど、何でか幽霊屋敷の敷地内に入った時から妙な人がウロウロしているのが見えていたよ。
しかも、扉もない所から建物に出たり入ったりしているとあって彼等が幽霊だって理解するのには時間を必要としなかった。
後で知ったのだけど、この場に居る人全てが見える様になる仕掛けがこの敷地内に施されているらしい。
らしいと言うのは原理が解らないから説明出来ないから。
そんな３人を見てクスッと笑ったコヨミさん
表情が可愛い
こんな可愛い笑顔の持ち主を独占出来る男性にちょっとだけ嫉妬してしまったのは別の話
「本当は旦那の出番なんだけど、旦那は事件で奔走中なので代わりにあたしが来たって訳。取り敢えず、あなた方に憑いている邪魔者を消すからジッとしていて」
真顔に戻ったコヨミさんの手に青白く光る何かを出現させて目にも止まらない速さで
スパコーン！！
何かはハリセンだった。
ハリセンで思い切り俺と志保さんの頭を叩いたのだ。
派手な音とは裏腹に殆ど痛みは無く寧ろスッキリした様な感覚になったよ
「なるほど…コレは手強そうな相手ね」
叩いた感触で取り憑いている者の素性まで解らなかったものの、その正体には気付いたもようで少し難しい表情をしていたのだが意を決した様に
「一度戻って１週間以内に関係している人達全員連れてきな。死にたくなければの話だけど！」
と言った後で俺と志保さんにお守りを渡した後で煙の様に消えてしまったので、月光さんに挨拶して帰ることにしたよ。
帰還した俺は志保さんに連れられて山科邸にお邪魔して、ことの顛末を報告した後で蘭ちゃんサイドをどおやって説得するかを話し合ったのだけど、蘭ちゃんの説得は俺になってしまった。
陽子さんか志保さんが適任かと思うのだけど、蘭ちゃんの父親と奥さんの説得に回らないとならないからと言うのが理由で手が回らないとのことだ。
その頃…
Ｌ＆Ｊねぇ…
そんな店が存在するとは…
もっと早く知りたかったわぁ…
あぁ…久しく忘れていたＢＬ漫画家としての血が騒ぐ…
グフッ♡
こんなステキなお店を潰させはしない！
２人に渡したお守りを介して様子を窺っていたコヨミはＬ＆Ｊの実態を知り、レイが居ないのも手伝って当然の如く発病していた。
発病しながらも彼らを守ることを心に誓ったのであった。
久しぶりの真夜中の独り言です。
只今、会社から渡されている携帯電話に＋１から始まる番号からの着信がありました。
番号を視て怪しいと思ったのだけど、直ぐに切るだろうと思い１０秒程放置してみても切る気配がないのでそのまま着拒したあとで調べたら…
最近、＋１から始まる海外からの詐欺電話が増えているとのことでした
実害も出ているとの事なので番号を確認してから出ることが大切だなと改めて思いましたよ。
皆さんもお気をつけてくださいませm(_ _)m