日本古来の手品 | 魔術師 京次郎ブログ

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日本古来の手品は「手品」であり「手妻」ではない学術。※手妻は古代朝鮮語「支那手妻」


学術的に浄瑠璃に「手品節」や「手品踊」、「手品太夫」などの記録が沢山残っている。パリの図書館には手品節の振付など記載が残る楽屋本が存在する。


浄瑠璃と傀儡舞わしが提携した人形浄瑠璃がうまれたのが1595年頃、阿国が念仏踊りを始めたのが1603年といわれている


上方が文化芸術なども共に天下の台所であった。大阪土産、「竹田からくり」や子供歌舞伎にも手品絡繰りやイリュージョンの演出が入って脚本が残っています。柳川一蝶斎藤なども手品師では無く人形浄瑠璃と舞踊などの中に糸操りなど手品を取り入れていた。用明天皇職人鑑や道成寺などにもイリュージョンの演出が記録にあります。難波丸金鶏には手品や幻術系の「塩屋長次郎」などの話しも残ってます。この塩屋長次郎の呑馬術の井原西鶴が描いた豪華絵巻物は奈良に現存してます。


昔しの手品は浄瑠璃に合わせた舞踊劇だった事がわかります。現代で言う「舞踊和妻」的な感じの芸能が近いようです…。

手品だけを都合よく研究しても古典手品の正しい知識は得られないでしょう。

仏教や宗教にも手品の歴史があるし古典文学にも手品が沢山出てきます。

正しい知識を得るには様々な歴史や知識を整理しないと間違った情報になってしまうでしょう。


水芸も「手妻」ではありません。京都や大阪、上方発祥の「水からくり」で大阪を拠点に活躍した曲独楽師「博多小蝶」が水絡繰りを独楽の演技に入れたり京都の花柳界が庭先で踊りに合わせて水からくりを見せ趣向が原形なので水芸は日本発祥「水からくり応用手品」と記録にも残ってます。