【不登校】他の子と「比べない」子育て
こんにちは、東ちひろです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
お子さんが不登校になると、学校へ行っているときは意識していなかったことも、途端に周りの子と比べてしまうお母さんもいらっしゃることでしょう。
学校で元気よく過ごしている子を見ると、「なぜうちの子は・・・」と思ったりね。
他の子と「比べない」子育ては、大切です。
子どもが、自分自身の成長を、自分の生き方の中で、自分らしさを大事にし、個性を伸ばすことができるようになっていくからです。
そのためには「うちの子は、うちの子だ」と思いきることです。
まわりの子の様子を参考にしてもいいけど、自分の子とまわりの子を比べないことです。
自分の子が、まわりの子より優れていたり、できることが多い場合はとてもうれしいでしょう。
そして、喜びも大きいと思います。
しかし、この気持ちは、裏返しの気持ちなのです。
自分の子どもが、できていないことを悩む原因になるばかりか、(できていない)自分の子どもへの劣等感にもつながっていきます。
お子さんが不登校になると、これが顕著になる気がします。
「なぜ、他の子は学校に行けて、うちの子は学校に行けないのだろうか」
「私の育て方が悪かったからかしら」
他の子と比べていると、お母さん自身が劣等感に苛まれ、自信を無くすことにもなりかねません。
ママ友が親身になってアドバイスをくれるのはうれしいでしょう。
でも、そのアドバイスを受け取る自分が、受け取る態勢になっていないとしたら、ママも子どもも不幸です。
どうしたら、いいのでしょうか。
すべて、ありのままの子どもの姿をそのまま受けとめ、まわりの子どもと比べないことです。
子育て心理学では、ありのまま、見たまま、見えたことを、そのまま言葉で子どもに言い、伝えることをすすめています。
だから、わざわざ「ほめる」ことをしなくてもいいのです。
「ほめる」のは、できたから「ほめる」ことが多いです。
できない、できてないとお母さんが感じていると、何もほめることがないとなってしまいます。
誰かと比べることなく、お子さんの昨日より今日、さっきより今、できていることを「認める」ことです。
お子さんの中で比べてできるようになっているのは、成長や発達といいます。
そして、お子さんに聞こえるように、言ってあげる、伝えてあげるのです。
「すごいね」「りっぱだよ」「よくできたね」
という気持ちを込めて、
見たまま、ありのままのことを伝えてみてほしいです。
全部お子さんのココロ貯金になります。
その子の成長を心から喜ぶと、お子さんにココロ貯金が貯まるのです。
子育て応援していますね
東ちひろ(公認心理師・スクールカウンセラー)
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