「薬を飲んでも変わらなかった高校生が、笑顔で大学に通っている話②」
こんにちは、東ちひろです。
いつもありがとうございます。
薬を飲んでも変わらなかった高校生が、笑顔で大学に通っている話①はこちら
◆娘とわたしの変化
子育て心理学カウンセラー養成講座を受けて、まずありがたかったのは、ちひろ先生や受講仲間のみなさんに話を聴いていただけたこと。
ずっと孤独にがんばってきたので、同じような悩みを抱えた方たちと気持ちを分かち合え、救われた気がしました。
心の中のざわつきが静まって自分の気持ちが穏やかになるにつれ、娘との関係も変化していきました。
「一緒に寝よ」
いつの頃からか、娘が誘ってくれるようになったのです。
「いいね、寝よう寝よう」
狭いシングルベッドでぴったりと寄り添って眠る時間は、娘のぬくもりがたまらなく愛おしく、どこか安心できるものでした。
娘もきっと、同じように感じてくれていたと思います。
“腹貯金”もよくしました。
娘が好きなお菓子を見つけてきては、「あなたのために買ったのよ」と笑って渡すと、はにかんだ笑顔を返してくれます。
小さなやりとりの積み重ねが、わたしたち親子の距離を少しずつ縮めてくれました。
また、「聴く」貯金も心がけました。
以前のわたしは娘の話を途中で区切って、ついアドバイスをしてしまいがちでした。
でも、ココロ貯金を学んだことで「最後までしっかり聴こう」と意識するようになり、“否定せずに聴く”ことを大切にするようになりました。
すると——
娘のほうから話してくれる機会が、増えていったのです。
以前はわたしが忙しそうなときは遠慮していました。
「今なら聴いてもらえそう」とタイミングを見て話してくる感じでしたが、自分が話したいときに自然に話してくれるようになった気がします。
そして、不思議な変化が訪れました。
薬を飲んでも改善しなかった起立性調節障害の症状が、少しずつ和らいでいったのです。
朝、「しんどそう」な日が少しずつ減り、登校できる日が徐々に増えていきました。
◆そして、大学生に
この春、娘は大学生になりました。
真面目な彼女にとって、大学受験も大きなプレッシャーだったのでしょう。
受験が終わったこと。
時間をかけてココロ貯金がたまってきたこと。
2つのタイミングが重なった高校3年生の終わり頃、見違えるほど元気になりました。
今の娘をひと言で表すなら「自由にやってる」感じです。
メンタルもだいぶ回復し、大学の講義にはすべて出席。
前向きな気持ちで学校生活を送っています。
サークルは2つかけもち。
驚いたのは、高校でプレッシャーの一因になっていたカルタのサークルに入ったことです。
はたから見ると、“触れたくない過去”になっているイメージだったので、入部したときには本当に驚きました。
「あまり根詰めず、気楽にやる」のだと笑っています。
◆今、思うこと
あともう少しで、娘は巣立っていきます。
子育ての最後の最後にココロ貯金を学び、親子の関係を見直す機会をいただけたことには、感謝しかありません。
今思えば、娘が思春期になったときに関わり方を変える必要があったのに、わたしはそれに気づけなかった。
娘の不調をきっかけにココロ貯金に出会い、小さな関わりを重ねていくことで自分を変えられたというか、何かをつかめた気がしています。
学校に行きたいのに体が動かず、泣いていた娘はもういません。
ひとまわりたくましくなった笑顔を見ていると、胸がいっぱいになるのです。
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お母さんが実践したココロ貯金
・「一緒に寝よ」と言われたときの添い寝
・好きなお菓子で腹貯金
・話を遮らずに「聴く」貯金
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東ちひろ
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