【体験談】教室に入れなかった小5女子が変わった話(その2)
こんにちは、東ちひろです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
早速ですが、「自分を責めつづけたワーキングマザーと、教室に入れなかった女の子が変わった話」の続きです。
お母さんの気持ちやお子さんの変化などが伝わると思い、カウンセラー講座受講生の声をお伝えしています。
長文ですが、ぜひ、最後まで読んでいただけたらと思います。
その理由は、【子どもは必ず変わる!】ということを知っていただきたいからです。
前回までの話はこちら
「自分を責め続けるワーキングマザーと登校しぶり」
事情を相談した年上の方に、
「お母さんがそれだけ働いているとね」
と言われたこともありました。
「そうです……か……」
うまく言葉をつづけられません。
自責の念は、常にわたしに巻きついていました。
苦しい。きっと、わたしが悪い。
■ココロ貯金との出会い
「5年生になったら、絶対に学校に行くんだ」
4年生のときから、そう言っていた娘。
決意は固く、「5年生になったらがんばるので見ていてください」というお手紙を、先生に送ったほどでした。
もうすぐ、春が来る。
一筋の光を信じて、ときの訪れを待ちました。
桜が咲いて春休みが終わり、約束どおり始業式に出席した娘。
けれどもその後は、思惑どおりにいかなかったのです。
先生が何気なくおっしゃる「これは4年生のときにやったと思うけど」というフレーズに、心がしぼんでしまうようでした。
心機一転の再スタートを期待していたわたしのダメージも大きく、気持ちが沈みます。
今日は行くのか、行かないのか。
学校や職場との調整に気が抜けない日々。
疲れがピークに達し、駆け込んだのが、東ちひろ先生の子育て心理学カウンセラー養成講座でした。
春は過ぎ、夏が来ようとしていました。
相談できる場所があるだけで、なんて心強いのだろう。
まず、気持ちが軽くなり驚きました。
わたしは、自分のココロ貯金を放置していたのだと気づかされたのです。
そして、安定した気持ちでココロ貯金を実践すると早々に効果があらわれ、さらに驚くことになります。
娘の瞳に力が宿り、表情が明るく変わっていったのです。
「ひたすら聴いてあげてください」
ちひろ先生からアドバイスをもらいました。
ときには聞き流してしまうことのあった「ママ、ママ」は、「上手に聴いてくれたら、わたし伸びますよ」というサインですよとおっしゃいました。
■学校に行けなかった本当の理由
娘の話を聴くことを意識すると、より深い心の内を話してくれるようになりました。
クラスにおしゃべりできる子がいなくてさみしかったこと。
自分から輪に入っていくのが苦手なこと。
隣の男の子や先生が嫌だっただけではなく、本当は女の子の友達がほしかったのだとわかりました。
わかるよと労わりながら、たくさん話を聴きました。
多忙な日々の中で、もう一つ心がけたのは「腹貯金」。
話を聴く時間が足りない分、好みの違う姉妹のために、メニューを変えて朝食を作りました。
かなりバタバタしましたが、好物を食べるときのうれしそうな顔が励みになりました。
「自分のために作ってくれた」という喜びが、パワーに変わることを祈りつつ。
ココロ貯金と腹貯金。
嘘のようですが、たった二つの貯金で、娘は毎日学校に行けるようになりました。
自分から、靴を履いた――あのときの感動は、今でも忘れられません。
■第二の壁
ただ、学校に行けるようになると、新たな問題が浮上しました。
思春期の入り口に差しかかった、女の子同士のつきあい方の悩みです。
やっとできたお友達の中に、「私とだけ仲良くして」という子がいました。
娘が他の子と遊ぶと、帰宅後にメールが届きます。
「こういうことがイヤだった」
「ああいうのもイヤだった」
「今度やったら許さない」
激しい言葉が並ぶメールを、娘は泣きながら見せてくれました。
学校に行きたくないと言う彼女に、
「こんな風に言われたらいやだよね」
「嫌だったら、遊ばなくてもいいんだよ」
と寄り添いました。わたしにできるのは、話を聴くことだけでした。
■娘とわたしの成長
さまざまな関わりを経て少しずつ、娘の心は強くなったように思います。
「メールでケンカみたいになるのがいやだから、わたしのアドレス消して。わたしも消すから」
ある日、その子に伝えたのです。
以後は二人では遊ばず、大勢の中の一人だったら遊ぶ、という距離の取り方をしているようです。
友達ができないと泣きべそをかいていた娘。
そんな娘の心の中にいつの間にか、友達に依存しない自立心が育まれていました。
「お互いにしんどい友達関係なら、なくてもいいや」と思えるようになったこと。
ケンカ腰ではなく、「あなたはそう思ったんだね、わたしは違うんだ」と伝えられた娘を、頼もしく感じました。
■子どもの力は、本当にすごい。
「信じて待ってくれるなら、自分で伸びていくんだよ」
娘に教えられた気がします。
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★お母さんが実践したココロ貯金★
・ひたすら「聴く」
・お姉ちゃんと別メニューの朝食で「腹貯金」
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「子どもを変えたい」と思われることは多いことと思います。
でもね、子どもは体を張って《親が変わる提案》をしてくれています。
公認心理師
東ちひろ
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【不登校】あなたには価値がある
こんにちは、東ちひろです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
さて5月。
私も大学院に行きはじめて、やっと慣れてきたところに連休です。
大人ですから、先の見通しもつけられますし、長く休んでも仕事に戻れます。
不登校のお子さんは、休めば休むほど学校に行きにくくなります。
するとですね、自分を責めてますます自信を無くしてしまうのですね。
そんな時、あなたはどんな言葉をかけますか?
学校に行くようになれば、「すごいね」「頑張ったね」ともいえますが、学校を休んでいる子どもにどういえばいいのでしょう。
【普通のママ】
「頑張って!」(励まし系)
「みんな行っているのよ」(世間一般系)
「そんな弱いことでどうするの!?」(はっぱをかける系)
でもね、これらをいわれて、明日から頑張ろうとは思いません。
【東ちひろ】
「不登校であっても、あなたの価値は何も変わらないのよ。」
私はスクールカウンセラーをしています。
子どもたちにそんな話をするんです。
そう言うとね、子どもを肯定したことになります。
自己肯定感もきっちり高まります。
自分を認めてもらえたのですから。
世の中に「困った子」はひとりもいません。
ただ、「困っている子ども」がいるだけです。
『不登校の教科書』著者 東ちひろ
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