【体験談】自分を責め続けるワーキングマザーと登校しぶり(その1)
こんにちは、東ちひろです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
さて、私は、「子どもは変わる」と心から強く信じています。
そのため、どうぞ諦めないでいただきたいと思い、受講生の声をお伝えします。
子育てのヒントになれば幸いです。
■自分を責めつづけたワーキングマザーと、教室に入れなかった女の子が変わった話
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《お母さんのプロフィール》
女の子2人のお母さんでワーキングマザー。
主人公の娘さんは小学6年生(お姉さんとは4歳差)。4年生のゴールデンウィーク明けから登校しぶりがはじまり、その後不登校に。
子育て心理学カウンセラー養成講座を受講したのは、娘さんが5年生の夏。
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■娘を置いて仕事場へ
「今日は学校に行く」
前向きな言葉に期待を抱き、学校まで送ったものの、車から降りられない娘。
仕方ないねと引き返し、家で娘を降ろしてから、職場へ向かうためにエンジンをかけました。
やはりダメだった。
でも、仕事には行かなくちゃ。
気持ちを切り替えようと自分に言いきかせた瞬間に、涙がこみ上げました。
アクセルを踏みハンドルを操っているのに、涙は止まりません。
わたし達親子はどうなるのだろう。
心の中では、嵐が吹き荒れていました。
■不登校は突然に
「隣の席の子がいやだ」
「先生こわい」
ゴールデンウィーク明けからネガティブな言葉が増え、登校をしぶるようになった娘。
4年生の担任になった先生はとても厳しく、「忘れものは絶対にしたくないんだ」と繰り返し言っていました。
“忘れものをしていない唯一の子” になってしまった娘は、むしろ追いつめられてしまったようです。
夜に荷物を確認したのに、朝起きてからもまた確認。
「ママ見て、ママ見て」
と、わたしにもチェックを頼んできます。
とてもナーバスな状態で、「絶対に見落としてはいけない」とチェックするこちらまでプレッシャーを感じるほどでした。
緊張で不安定な娘を心配しながらも、フルタイムで働く身。
ゆっくりと向き合う時間をとれずに、慌ただしい日々を過ごしていました。
梅雨に入った、ある月曜の朝。
「学校やめる」
娘が突然言い放ち、わんわんと泣き出したのです。
学校のことで涙を流したのは、初めて。
ただ事ではないと、わかりました。
翌朝起きてからも、ぽろぽろと涙を流し、そのまま学校に行かなくなってしまいました。
まるで、キャンドルの火が燃えつきて、ふっと消えてしまったかのように。
■仕事を辞めるべき?
少し休んだらまた行くようになるかもしれない。
淡い期待は裏切られ、夏が過ぎても、娘は学校に戻れませんでした。
一度離れると教室がこわくなり、入れなくなってしまったのです。
「行きたいのに行けない」
そんな娘の気分が上向いたときには、集団登校の集合場所に一緒に行ったり、校門まで送ったりするようになりました。
そうなると大変なのが、仕事の調整です。
心が激しく揺さぶられました。
「今日は学校に行ってみる」と言われるとうれしいはずなのに、「ああ、仕事はどうしよう」と思ってしまう。
夜中に突然目が覚め、「2時間目から行くって言われたら、誰に送ってもらおう」などと考えはじめ、眠れなくなることもありました。
いっそ休んでくれたら、という気持ちは娘にも伝わっていたと思います。
4年生の2学期は、「朝の会だけ」「1時間目だけ」とちょこちょこ学校に行きました。
しかし3学期に登校できたのは、わずか三度ほど。
わたしの疲れが原因でした。
いつまで続くのだろう。
仕事をやめた方がいいのかな。
そもそも、わたしが仕事をしているから、娘の心が安定しないのかもしれない。
事情を相談した年上の方に、
「お母さんがそれだけ働いているとね」
と言われたこともありました。
「そうです……か……」
うまく言葉をつづけられません。
自責の念は、常にわたしに巻きついていました。
苦しい。きっと、わたしが悪い。
・・・ここまで。続きは次回
公認心理師
東ちひろ
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【不登校】あなたには価値がある
こんにちは、東ちひろです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
さて5月。
私も大学院に行きはじめて、やっと慣れてきたところに連休です。
大人ですから、先の見通しもつけられますし、長く休んでも仕事に戻れます。
不登校のお子さんは、休めば休むほど学校に行きにくくなります。
するとですね、自分を責めてますます自信を無くしてしまうのですね。
そんな時、あなたはどんな言葉をかけますか?
学校に行くようになれば、「すごいね」「頑張ったね」ともいえますが、学校を休んでいる子どもにどういえばいいのでしょう。
【普通のママ】
「頑張って!」(励まし系)
「みんな行っているのよ」(世間一般系)
「そんな弱いことでどうするの!?」(はっぱをかける系)
でもね、これらをいわれて、明日から頑張ろうとは思いません。
【東ちひろ】
「不登校であっても、あなたの価値は何も変わらないのよ。」
私はスクールカウンセラーをしています。
子どもたちにそんな話をするんです。
そう言うとね、子どもを肯定したことになります。
自己肯定感もきっちり高まります。
自分を認めてもらえたのですから。
世の中に「困った子」はひとりもいません。
ただ、「困っている子ども」がいるだけです。
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