【第1回】不登校から4か月で中学校にもどった男の子の話 (全3回)
こんにちは、東ちひろです。
いつもありがとうございます。
さて、今日はカウンセラー養成講座受講生さんの体験談「不登校から4か月で中学校にもどった男の子の話」をお送りします。
全3回です。
「不登校から4か月で中学校にもどった男の子の話」
◇お母さんのプロフィール◇
中学2年生の長男さんと妹さんのお母さん。
まじめで大人しい性格の長男さんは中学1年の3学期に体調不良から学校を休みがちになり、中学2年の夏、完全不登校に。
同年7月から、子育て心理学カウンセラー養成講座を受講。
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◆突然の告白
「体調がおかしい」
中学1年も終わりが近づいてきた2月、暗い表情で息子が訴えてきました。
「学校でうまく話せない。ゴクンと飲み込む音がまわりに聞こえそうなほど、唾がたまってしまう」
この告白を機に、たびたび学校を休むようになりました。
息子は真面目で大人しいタイプの男の子。
小学生の頃から学校の友達とはあまり遊ばず、目立たない存在だったと思います。
スイミングに打ち込んでいて、力を発揮できなかった試合の翌日は「学校に行きたくない」と言ったり、練習中に泣き出したり、不安定になることもありました。
ただふだんはニコニコしており、小学校を休むこともほとんどなかったのです。
ですからあまり深刻には捉えておらず、たまに登校をしぶっても
「水泳で学校を休むとか、違うやろ」
「学校ありきの水泳でしょ」
といった言葉でハッパをかけてきました。
◆気づけなかったサイン
中学に入ってからも学校とスイミングの二刀流はつづき、がんばっているなと思っていました。
ところが実は、入学して間もない頃から体調不良があったそうです。
わたしにも伝えていたそうなのですが、しっかりキャッチできずに「気にしなくても大丈夫だよ」と軽く流してしまったようなのです。
息子は半年以上ひとりで悩み、我慢も限界に達してしまったのだと思います。
彼のSOSに気づいてあげられなかった後悔は大きく、わたしは自分を責めました。
◆完全不登校
2年生にあがると、息子のメンタルをさらに追いこむ出来事がありました。
やりたい子が誰もいなかった「学級委員」に、多数決で選ばれてしまったのです。
生徒会にも属する責任の重いポジション。
息子の性格的に、ものすごく負担が大きかったと思います。
もう一人の候補者に「前期はやりたくないから、僕は後期にやる」と宣言され、強く主張できない息子は押しつけられたような形で委員をつとめることになりました。
忘れもしない、6月の終わり頃。
「人生やり直したい」
そう言ってわっと泣き出し、壁を殴りはじめました。
やり場のない気持ちを爆発させ壁を叩きつづける息子。
どんな言葉をかければよいのかわからず、ただ見守るばかりでした。
以後、糸がぷっつりと切れたように、息子は学校に行かなくなってしまいました。
ーーーーーここまで
お子さんが、不登校になると、お母さんは自分を責めてしまうことがあります。
思い返してみると、子どもがサインを出していたと気づくからです。
その時、その時、お母さんは必死に子育てをされています。
その時の最善を尽くされています。
どん底でもお子さんが何歳でも「今から」最適な子育てができるのが、ココロ貯金・子育て心理学です。
さあ、この男の子は、この後どうなるのでしょうか。
続きはまた次回。お楽しみに。
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公認心理師
東ちひろ
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