後編【ASD・ADHDの兄弟育児に疲弊していたママが、個性に応じたココロ貯金で幸せをつかんだ話】
こんにちは、東ちひろです。
いつもありがとうございます。
今回は実話【ASD・ADHDの兄弟育児に疲弊していたママが、個性に応じたココロ貯金で幸せをつかんだ話】後編をお届けします
長男に効いた「ふれる」ココロ貯金は、次男には役立ちませんでした。
近づこうとすると「シッ、シッ」と手で払われたり、中指を立てて「〇ね」と言われたり。
そばに寄れない状態だったので、心がけたのは“実況中継”や“興味関心”で次男を「認める」ことでした。
次男がゲームをしていたら、
「何やってるの?」
「楽しそうだね」
と声をかけます。
「一緒にやろう」
と誘うと、目を輝かせました。
「すごい! そんなこと知ってるの?」
「え、全然勝てない~」
一緒に遊んでみると、以前はひとつも出なかった「ほめる」言葉が出てきて驚きました。
イライラして怒ってばかりだった自分を反省し声がけを変えたら、次男が変わっていったのです。
得意になってゲームのコツを教えてくれる姿を見て、ああ可愛いなと思いました。
「認める」コミュニケーションを続けていくと次男は徐々に落ちつきを取り戻し、キレることも暴言・暴力もいつの間にかなくなりました。
「ウンチ!」くらいは、ふざけて言いますけれど(笑)。
◆兄弟の今
あれから3年が過ぎ、兄弟は中学2年生と小学5年生になりました。
長男は学校が大好き。
バスケットボール部に入り、積極的に参加しています。
入部届けにサインを求められたときは、正直おどろきました。
「部活なんか入らない」と聞いていましたし、ASDの特性もあるので「集団競技、大丈夫かな」と不安だったのです(小学生の頃習っていたサッカーでは、ボールを追いかけず一人だけ反対側を歩いていました)。
けれども心配は杞憂に終わり、部活や学校生活を満喫する姿を見てうれしさと頼もしさを感じています。
自分が好きで興味があることなら特性を飛び越えて楽しめるのだと、学ばせてもらいました。
次男は、学校に行っていません。
長男が不登校になったときは「子どもが学校に行かない」という状況に初めて直面し、焦りや不安が大きかったように思います。
しかし今は「学校がすべてじゃない」とわかっています。
「できることをしていけばいいや」と思えるので、とてもラクです。
長男も次男も、なぜか頻繁にわたしの近くに寄って来ます。
かつては絶対に近づいてこなかった次男も、
「見て、見て」
とゲームの成果報告をしてきたり、わたしが作業している横にちょこんと座っていたり。
こんな穏やかに過ごせる日が来るなんて。
彼らもわたしもメンタルが安定して、とても生活しやすくなりました。
中2の長男は思春期まっただ中のはずですが、反抗されることがありません。
子ども達はやたら可愛いですよ。ただただ可愛い。
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お母さんが実践したココロ貯金
・兄弟の個性に応じたココロ貯金
・「ママハンドル」で、できるときにココロ貯金
・背中をこちょこちょして「ふれる」
・“実況中継”したり、“興味関心”を示したりして「認める」
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色々と流行しています。
ご自愛くださいね。
子育て応援していますね。
公認心理師
東ちひろ
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