続【不登校】部屋に引きこもっていた高3男子が、有名大学の合格を総なめにした話②
こんにちは、東ちひろです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
不登校のお子さんももれなく受験生になります。
勉強してほしい
今のままで大丈夫だろうか
親御さんの心のうちはどれほどかき乱されていることでしょう。
子どもが勉強するためには、ココロ貯金が貯まり、自己肯定感がアップすることは必須になります。
単に「言い方」を変えただけでは何もかわりません><
こちらの続きです。子育ての大きなヒントになりますよ。
■部屋に引きこもっていた高3男子が、有名大学の合格を総なめにした話
<福原早悠里さんのプロフィール>
現在大学1年生の長男さんと妹さん2人のお母さん。
高校3年のゴールデンウィーク明けから、長男さんが不登校に。
長男さんのメンタル急降下に悩み、子育て心理学カウンセラー養成講座を受講したのは同年の6月。
■ココロ貯金しか、できなかった
もう病院にも行けない。
不安でいっぱいで、何かにすがりたい気持ちでした。
以前から東ちひろ先生の書籍やメルマガを読んでいたわたしは、子育て心理学カウンセラー養成講座を受講することにしました。
状況を聴いたちひろ先生は、とても現実的なアドバイスをくださいました。
「トイレから出てきたときに『よく眠れた?』と話しかけるだけで、“承認”になるよね」
それだけでもココロ貯金ができるのだと、気持ちが軽くなりました。
仕事に出かける前には必ず息子の部屋へ行き、“触れる”ことにしました。
横になっている息子の肩やお腹を、タオルケットの上からさすります。
「行ってくるね」
当初は無反応でしたが、じわじわとココロ貯金がたまっていったようです。
ある日、小さな反応がありました。
「いってらっしゃい」
今、いってらっしゃいって言った!?
新緑の季節が終り、梅雨も明け、暑い夏が近づいていました。
息子は少しずつ元気を取り戻していったのです。
■通信制の高校へ
――この調子なら、学校に戻れるかも!
在籍していた進学校は、12月には自由登校になります。
夏休み明けから学校に行ければ、あと少しがんばるだけで卒業できます。期待しましたが、息子には通用しませんでした。
「戻らせようとしてるかもしれないけど、絶対に戻らないから」
以前、通信制の高校に行きたいと言われたときに、いいよと答えたやりとりを覚えていたのです。
こうなると、テコでも動かない息子。進学校への復学は無理だと悟りました。
夫と3人で通信制高校の説明会に出かけ、8月末には転校が決まりました。
転校先は、本人が選びました。
通学は週に2日ほど。あとはオンラインで動画を見て、レポートを出すだけでよい学校でした。
親としては、“普通”に通学するタイプの学校に行ってほしいと思いましたが、本人の意思に従いました。
スムーズに卒業できたことを思うと、正しい判断だったのでしょう。
受験もできました。受けたのは早稲田と慶応の2校だけ。
「行きたくない大学に入っても、たぶん辞めると思う」と言われ、ここでも息子の意思を尊重しました。
しかし、時間不足は補えず、どちらも不合格という結果に終わりました。
合格発表から帰った息子は、なぜか明るい顔をしていました。
「落ちたけど、浪人してもいい? 問題集買ってきた」
生き生きとした表情を、今でもよく覚えています。
■自分スタイルの浪人時代
浪人中の息子の勉強法は、“自学自習”のスタイル。
予備校には行かず、模試すら受けませんでした。
判定が悪いとメンタルが落ちると言い、模試を受けたのは最初と最後の2回だけ。
仕事から帰って部屋をのぞくと、ゲームをしていることもしばしば。
次も浪人かもしれないねと、夫とも話していました。
ただ、自分のペースで勉強はしていたようで、英検の準1級を浪人中に取りました。
前年の2校はさすがに少なかったと言うので、どこを受けるのかと聞くと、
・明治大学(1学部)
・慶応大学(2学部)
・早稲田大学(4学部)
の3校だけ。
もっと滑り止めになりそうなところも受けたら? と言うと、
「受かっても行かないと思う、行ったとしても、つまらなかったら辞めると思う」
と言われ、じゃあ増やさないで、と思いました(笑)。
“みんなは”だとか、“一般的には”という主張が、通じない子なのです。
そんな息子につきあううちに、こちらの芯も太くなっていたようです。
――本人が元気なら、2浪でもフリーターでもいいや。
本気でそう思えるようになっていました。
すると、驚きの結果が出たのです。
なんと……、
3校7学部すべて合格!
信じられない気持ちでした。
「報われた気がするね」
息子に語りかけると、晴れ晴れとした表情でこう応えました。
「自分もそう思ってた。つらいこと、苦労とかもいっぱいあったけどね」
■広がる未来
現在息子は、東京で一人暮らしをしています。
「つらくなったら戻ってくればいいよ」と伝えていましたが、夏休みの帰省まで戻ってはきませんでした。
憧れていた大学に通い、キラキラと輝く日々を過ごしているようです。
心の軸が太くなり、つらいときには人に頼れるようになりました。
日頃はLINEでやりとりしていますが、元気がないと感じたときは電話をかけます。
すると、1時間でも2時間でも平気で話しつづけます。
“聴く”ココロ貯金が有効な子なのです。
本人「バイトで頼まれたことがあるんだけど、俺、できそうな気がする」
母「自己肯定感、本当にあがったね」
本人「爆上がりだよ」
こんな会話ができる日がこようとは。幸せです。
「何があってもお母さんが味方でいてくれるのは、わかっているよ」
うれしいことも言ってくれます。
「子どもを信じる」という言葉がありますが、昔は実感がありませんでした。
けれども今は、こういうことなのだとわかります。とても壮大な将来の夢を聴いても、
――この子ならできるかも。
と、素直に思えるのです。子どもの可能性は、親が思うより大きいのかもしれません。
衰弱し、どんな言葉にも無反応だった息子に、愛情を伝えられた唯一の手段がココロ貯金でした。
夏空に向かって伸びてゆく樹木のように、たくましくなった息子の明るい未来を、今は確信しています。
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《お母さんが実践したココロ貯金》
・トイレに出てきたときに、一言 “承認”
・出かける前に、“触れる”ココロ貯金
・転校先は、息子くんの意思を尊重
・受験先も、息子くんの意思を尊重
・浪人時代の勉強法は、息子くんに一任
・本人さえ元気なら、2浪でもフリーターでも構わないという姿勢。
・一人暮らしの息子くんには、電話で“聴く”ココロ貯金
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ここまで。
カウンセラー講座を受けると、最初に親御さんが変わり出します。
その後にお子さんが変わります。
そして、親御さんがお子さんを受け入れるキャパシティが格段に上がります。
となると、お子さんは親御さんに100%認められていると実感します。
もちろんココロ貯金もザクザク貯まります。
今までココロがダウンしていたお子さんが、結果として高校に行き、大学にも入るようになるわけです。
この体験談の福原さんは、最初からお子さんを早稲田・慶応・明治と目指させたわけではありません。
お子さんのココロ貯金が貯まった結果、お子さん自らが自分のチカラを発揮できて、大学に合格したわけです。
受験した7学部すべてに合格したということが、まさにお子さんの能力を最大限発揮できたと言えます。
だから!大学入学後も大学生活を謳歌する楽しい毎日を過ごしているわけです!
もちろん、お子さんは、決して、無理も我慢もされていません。
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