●早くしなさいからの脱出法
こんにちは、子育て心理学協会 東ちひろです。
英語を勉強する時には、英和辞典って使います。
それは、知らない国の言語はどんなに努力しても浮かばないからですよね。
調べないとわからないし、それは頑張るところではありません。
でもね、子育てをしているとつい慣れた言葉が出てきます。
多くの場合は、自分が幼い頃に親から言われた言葉がポーンと出てきます。
ということで、今日は慣れた言い方を言い換える方法です。
たとえば、登校時間になってもちっとも着替えをしない子どもを見たらどんな言葉を言いたくなるでしょうか?
7時30分には、集団登校の場所に集まる約束なのに、うちの子だけいつもラスト!
こんな時どう言いますか?
親はイライラしているけれど、その割には子どもはダーラダラとストーブの前でボーーっとしている・・・
わが子は、ちっとも焦っていない・・・
だんだん母の怒りはMAXになってきます。
そんな時は、言い捨てるように
「いい加減にしなさい!」
「もう、知らないからね」
「みんなから嫌われてしまいなさい」
と憎まれ口を言いたくなります。
まず、集団登校の場合、当たり前ですがご近所の子どもが集まります。
だから、親の手前としても、よその子を待たすのは忍びない、寒い時期ならなおさらです・・・
そんな時には、特にどっかーんと大きなカミナリを落としたくなりますよね。
で、なぜ、大きなカミナリを落としたくなるかというと、3つの想いがリンクするからなんです。
【1】時間どおりに家を出て欲しい
【2】人に迷惑をかけないで欲しい
【3】「人に迷惑をかける子」の親でありたくない
この3つの想いが頭の中を俊足で走り回ります。
特に、【3】「人に迷惑をかける子」の親でありたくないは、無意識に感じている部分です。
ということは、結構、子どものためではなくて、「自分が非難されそう」という気持ちがカミナリの引き金になります。
じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?
じつは、ママの口癖の堂々第1位は・・・「早くしなさい!!!」です。
早く起きなさい
早く食べなさい
早く行きなさい
早く
早く
早く
・・・
まあ、第1位だからみんな言いたくなる言葉ですよね。
でも、なんと!これを言い過ぎると子どもが自主的に行動しなくなるんです。
結果として、さらにグズグズ・だらだらになります。
ココロ貯金メソッドで言うと、ガミガミ口調は今まで貯まったココロ貯金がどどーーっともれてしまいます。
だから、自主的に動かなくなるんです。
そして、いつも親が子供の行動に指示命令をするので、子どもは自分の頭で考えなくなるんです。
はい、言われるままになって、ますますダラダラしちゃいます。
たとえば、こんな時には
「20分までには着替えておこうね」(時間を言う)
「慌てて行くと転んでケガしやすいから」(理由を言う)
と具体的に子どもに伝えましょう。
でね、うまくいったときには必ず
「●●君は、さすがかっこイイね~」
「気をつけて行っていらっしゃい」
と「名前」+「かっこイイ」と伝えます。
ただ、「早くしなさい」だけでは、【説明不足】なんですね。
だから、子どもの心に響かないんです。
まあ、子どもへの声かけは、単にハウツーだけ知ってもいまくいきません。
知識理解だけだと、すぐに慣れたパターンに戻るからです。
しかも、「こう言えばすぐに子どもが変わる」という単純なものでもないんですね。
要は、日々の声掛けが全部が大事なんです。
で、子どもへの声かけは、何気ないことのようですが、その積み重ねが子どもの堆積物となり人格形成につながります。
いつもガミガミ口調を浴びせられている子どもは、おのずと荒っぽい子どもになるんです。
逆に丁寧な言葉を言われている子は、人の話を丁寧に聴くのが習慣になり、他の人にも丁寧に話すようになります。
そうして、心のやさしい子、頭がいい子に育っていくんです。
毎日ママがどんな声をかけるかの集大成が子どもの人格なんですね。
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