ゲームをバキッと折ってもいいですか?
こんにちは、東ちひろです。
外出していたら、急な雨で洗濯物が濡れてしまいました。あ~あ。
次から、気を付けよう。
さて、おうちでこんなことはないでしょうか?
ママ 「いい加減にゲームやめなさい」
子供 「・・・・・」(一向にやめようとしない)
ママ 「ゲーム時間を守らないとゲーム取り上げるよ!」
子供 「やめてよ~」
ママ 「あなたが約束守らないからダメなのよ~!」
ママが実力を行使して、ゲーム機をバキッと折る!!
そして、ゲーム機がお陀仏。チーン。
もうすぐ夏休みですからね。
今、子どもがゲーム時間の管理ができていないとあと2週間でエライことになりますよ。
では、なんで子どもはゲームの時間を守れないのでしょうか?
理由はね、任●堂さんは、超優秀な頭脳集団でして、その人たちが、「どうやったら人はゲームを辞められなくなるのか」と考えに考えて作ってできたものがゲーム機なんです。
お~、そんなん必要ないんだけどな、、、。
別にいらんし。
と子どもが小さい頃に思ったものです。
じゃあ、どうしたら子どものゲーム時間を短くすることが出来るのでしょうか?
【1】ゲーム機を買わない
【2】ゲーム機を取り上げる
【3】ゲーム機を壊す
【4】ココロ貯金を貯める
まず、【1】ゲーム機を買わない。
これは、半分当たり、半分ハズレ。
ゲーム機を買わないと、家でゲームは出来ません。
でもね、ゲーム機をもっている友達の家に行ってゲームをすることがあるんです。
そんな場合、遊びに行く家は、遊びたい子どもの家ではありません。
ゲーム機、ゲームソフトをたくさん持っている子の家です。
つまり、ゲームが目当てなんです。
次は、【2】ゲーム機を取り上げる
これもよくあるパターンです。
没収ってやつです。
この場合は、家でゲームは出来なくなります。
でもね、じつは親が願っている勉強もやらないのです。
そもそも学習へのヤル気を育てていない、自己肯定感を高めていないことが問題で、ゲーム機を取り上げたからといって勉強に心は向かいません。
だいたい、ボーとしていたり、代わりにテレビをダラダラ見ています。
【3】ゲーム機を壊す
これはね、子どもの人権を無視していると思うのです。
たとえ子どもの使い方が悪いとしてもね。
たとえば、ママが一日中スマホばかりを触っているとしましょう。
スマホが体の一部になっているかのように、いつでも触れる状態になってるとしましょう。
時には、子どもの授乳中にスマホを触ることもある・・・・
それを見た夫にスマホを壊されたらどう思うでしょうか?
自分が悪いとしても、ムカつきますよね。
人は、自分が大事にしているものを誰かに壊されると怒り心頭なんです。
これは子どもも同じ。
そしてね、大事な物を壊されるということは、壊した相手との人間関係も壊すんです。
そして、【4】ココロ貯金を貯める
「『ゲーム時間』と『ココロ貯金』は関係ないでしょ!」と思われるかもしれません。
でもね、関係あるんです。
そもそも子どもがゲーム機を手放さい理由はね、ゲーム機への「依存」です。
ゲーム機は、スイッチひとつで、あっという間に楽しい世界に連れていってくれる代物。
人に気を使う必要もないしね。
この依存は、大人でいうとタバコと似ています。
タバコは、タバコを吸って、「ふ~」と息を吐くことで、ストレスが軽減する気がするから吸うんです。
ゲーム機も触っている間に、ちょっとだけ心が軽くなる気がするんです。
そんな、ちょっとだけ心のイライラを軽減した気がするのがゲームです。
だからね、子どものメンタルが安定していないと、ゲーム時間は長くなる一方なんです。
ということはね、ゲームを禁止しても、取り上げても、ダメなんです。
それよりも、子どもの心を安定させることに力を注いぐ方が早いのです。
じゃあ、どうするといいの!?
というのが、子育て心理学で言う「ココロ貯金」なんです。
そんな時は、子どもの年齢に応じたココロ貯金を貯めることが急務です。
今までに、子どもの話をじっくりと聴いていないママ
最近、子どもに触れていないママ
今までに、子どもの認めていないママ
こんなママは、ゲームを取り上げるよりも先に、ココロ貯金を貯めてくださいね。
だんだんと子どもが素直になってきて、自分でゲームのキリをつけれるようになりますよ。
この先、ゲーム機はなくなっていきません。
今の間に、何度も何度も何度も何度も失敗しながら、ゲーム時間を守る練習が必要なんですね。
それでね、ココロ貯金が貯まって、心が安定してきたら・・・
「そろそろゲーム時間が終わったよ~」
「今、何をする時だったっけ~?」
というだけで、
「しまった!忘れてた~、テヘヘ・・・」と切り替えることが出来るようになりますよ。
「ココロ貯金」と「ママの声かけ」は、車で言うと両輪なんですね。
片輪だけだと、同じところでクルクル回るんです。
■子育て心理学協会最新情報はこちら■
【満席】7/2「夏休みまでに子どものやる気を引き出す方法」@大阪
【満席】7/9「夏休みまでに子どものやる気を引き出す方法」@東京
【募集中】子育て心理学講座@東京
ベーシック/アドバンス/マスターコースを分けて受講できます
【事前予約】子育て心理学講座@名古屋・大阪