怒らず子どものやる気を引き出す専門家@東ちひろです。
夏休みの宿題といえば、絵の宿題がつきものです。
でも、子どもの中には、「なんでもいいから描きなさい」「好きなものを描きなさい」と言われると、何をどうしたらいいのかわからず、うまく描けない子どもがいます。
そんな時も怒らなくて大丈夫です。
◆たとえば、家族で海に行った絵を描くとしましょう。
しかし、子どもにしたら、何を描いたらよいのかわかりません。
これは、単に1日という長い時間の中で「どの場面」の絵を「どのように描く」とよいのかがわからないのです。
そんな時は、子どもに質問をしてあげてくださいね。
そうすることで、記憶が具体的によみがえってきます。
ママ「海は、誰と行ったんだった?」
子ども「パパ、ママ、自分の3人」
ママ「何を持って行ったの?」
子ども「浮き輪」
ママ「どんな浮き輪だっかかな?」
子ども「ピンクの浮き輪」
ママ「人はたくさんいたっけ?」
子ども「すごく、多かった」
ママ「お天気はどうだった?」
子ども「暑すぎて大変だった」
ママ「水着はどんな水着だった?」
子ども「学校の水着」
ママ「水泳帽子はかぶってた?」
子ども「かぶらなかった」
ママ「波は高かった?」
子ども「結構高かった」
ママ「泳ぐとどんな気分だったの?」
子ども「気持ちよかったー」
って調子で、「思い出すプロセス」を作りましょう。
そうすることで子どもは、長い1日の中で、何をしたのかを具体的に思い出すことができます。
「なんで、ちっとも絵が描けないの!」と「3分間」怒るのであれば、先にその「3分間」を何の絵を描くのか「題材集め」に使いましょう。
あとは、怒らなくてもすんなりすすみますよ。
ちなみに、絵は、親が怒ったらいい作品にはなりません。
夏休みは、「怒らないママ業」のトレーニング期間でもあります。