子育てがラクになる!コーチング@東ちひろです。
わたしは、今現在多くのクライアントママの子育ての悩みを
お聴きするのが仕事です。
毎日多くのお話をうかがう中で
いくつかのよくあるパターンというのがあります。
かなり多いパターンのひとつに・・・
「子どもがテレビを見入るとこちらの話を全く聞かない」
ということ。
もちろん、
テレビは視覚・聴覚に楽しみをおもいっきりうったえていくので
お子さんも用事の手が止まったり
テレビを見ながら行動すると時間がかかったりします。
テレビに集中してしまい
こちらの話を全く聞いていなくて
ママの怒りをかってしまうことがあるのです。
テレビにあまりにも集中するということは
自分の興味関心があることには、他からの情報を遮断するくらいの
集中力を発揮するということ。
こんなタイプのお子さんは、いくら怒ってみても
おそらく毎日同じことの繰り返しになるでしょう。
なぜって
それは、しつけがなっていないわけではなく
あくまで、お子さんのタイプ、特徴なのです。
すべてのことに平均的に対応するタイプではなく
興味関心事にグッと集中するのです。
学者さんになってはどうかと思うほど
集中力があるお子さんもいます。
でも、グッと集中するチカラがある分だけ
興味関心がもてないものについては、
「いくら好きではなくても、もう少し頑張ろうよ~~~」
と言いたくなるくらいに見事に関心を示しません。
だから、ママのお怒りをかってしまうのです。
ということは、それは わが子の特徴 なのだと
頭の片隅に置いておかないと
どうしても 叱りすぎることになります。
「何回言えばわかるの~!!」
という言葉を言いたくなることでしょう。
じつは、
大人も子どもも得手と不得手があります。
得手なことは、
それを認めることで、さらにぐんぐんお子さんを伸ばすことができ
不得手なことは、スモールステップで
しかもいろんなアプローチ法を試してみることで
だんだんと出来ることが増えていきます。
不得手なことは、視覚にうったえたり
具体的に言葉で伝えていかないと
いい結果が出にくいのです。
歴史上の偉人といわれる人たちのかなりの割合が
この集中しすぎというタイプになります。
まあ、大事なことを成し遂げる人は
並の集中力ではどうにもならないのでしょう。
今回のように、
周囲の話し声が耳に入らないということだったら・・・
■お子さんのそばまで行って声をかける
■名前を呼んでから「おはよう」「ご飯だよ」など声をかける
■お子さんの前に行って顔を見てから、用事を伝える
などなどまだ出来ることはたくさんあります。
昔の携帯電話のようにそんなお子さんは
遠く離れていると「圏外」になるのです。
つまり、ママの声が届かないのです。
まずは、
ママがお子さんの取り扱い説明書を作るのです。
そして、やがては
その取り扱い説明書を子ども本人に渡していきます。
「そういえば、あなたはこうすればうまくいったよね~」
というノウハウをお子さんに伝授していくのです。
さらに新しい学級担任変わったときにも
先生に取扱説明書の一部を口頭で伝えていきます。
するとね・・・
先生もわが子を怒り過ぎることがなくなるのです。
先生だって、少しでも学級の子ども達をよくしようと思っています。
でも、何をどうしたらいいのかよくわからない間に
結構、子どもを怒ることがでてきます。
ひとりひとりの特徴をとらえる間に、半年くらいすぐに経ちます!
だから、
「この子、家ではこんな風に対応するとうまくいきますよ~」
というノウハウを先生に伝えおくのです。
そのためには、
最初にママがお子さんの説明書をつくることが大切ですわ。
いかがでしょうか?
そんな視点があるママとないママの違いは大きいのです。
5年10年の間に、確実に差がでてきます。
ママ業ってやりがいがありますよね!