模試の結果がいまだに伸びず、合格可能性が低いままの受験生は、「本当に伸びるのか?」と、保護者の方も含めて非常に不安になっていると思います。
しかし、この時期に低いパーセンテージが出ていても、第一志望校に合格する生徒は毎年たくさん出てきます。
なぜ、数か月後に合格できるのでしょうか?
実は合格可能性の高い10%の人と、低い10%の人の2種類が存在します。
例えば、志望校に合格するためには、ある英語の問題集(参考書)を3周繰り返してやる必要があるとします。
そして、現時点で1周やっていたとします。
しかし、この時点でその内容の確認テストをした場合、40点ほどしか取れないかもしれません。
なぜなら、その問題集(参考書)は、3周やらないと実力として完全に身につかないものだからです。
この1周目の時点でやった確認テスト=模試だと思ってください。
つまり、この段階ではまだ結果に反映されるまでの実力になっていないのです。
問題集や参考書は、1周目が特にしんどくて時間がかかります。
しかし、2周目、3周目となるにつれて徐々に簡単に感じるようになり、かける時間も減っていきます。
分かりやすくまとめると、次のようになります。
1周目:時間が膨大にかかり、定着度も不十分→10~40%
2周目:時間はあまりかからず、正答率が上昇→50~80%
3周目以降:時間はほとんどかからず、実力完成→90%以上
実力とは、こういう伸び方をします。
したがって、これから2月までの間に、上記の復習を繰り返していけば、最終的に合格できるというわけです。
ただし、この例は合格可能性の高い10%の人の話であり、後者の人はこの時期にまだ2周目までの復習をやっていない人です。
やるべきことが出来ていないため、合格可能性が10%だったこのタイプの人は、文字通り厳しい結果となります。
だからこそ、何回も繰り返し復習する必要があるのです。
諦めずに伸びると信じてあがいていきましょう!