多くは語れずにここまで来たけど、もうすぐ開幕なわけで。 | 【公式ブログ】 週刊「神田恭兵」―明日も絶対晴れるっしょ!―

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俳優・神田恭兵。その日々をちょこっと覗いてみませんか?

ナイツテイルの稽古が始まって2ヶ月弱の時間が過ぎた。
そしてもう間も無く開幕。

どの現場でも同じことだけど、劇団じゃないから一つ一つの現場の中で結果を出し続けないと次に繋がらない。

もはや数えることもすぐ出来ないほどに様々な作品に出演してその中でも様々な役をやらせてもらっている。多分30代の中盤を迎えて、これから10年先のことを考えたりして、むしろ明日がどうなるか分からない状況の仕事をしているから、この作品で演技は最後かもしれないなと常に思いながら取り組んでるのは当たり前として、更にその思いが強くなってる。

それほど時代は変わったし、自分の置かれている状況も変化した。

でも考えてみたら、元々お芝居もダンスも殆どやったことない中で始めた俳優業。
歌だけは大学生の頃からやっているけど、それだって声楽だったわけでミュージカルに特化した技能は何も持ち合わせていなかったわけだから、ここまで続けてこれただけでも奇跡みたいなものだよね(笑)

まぁ何が言いたいのか?別に突然の引退宣言をするわけではないから安心して(笑)

今回のような新しい現場にいると新しい流れや自分のことを客観的に見ることができる。

その目線から見ると、1世代後の新しいエネルギーが台頭してきたなと大きくその力を感じる。
レミの時も小さく感じたけど、よりフレッシュでかつ、繊細なものを感じる。

何年か前から出身大学を起点に後輩たちの動きは細かくチェックしてきたつもりだったし、その中から『これは逸材の卵!?』的なものも感じてはいた。
面白いもんで、俺はそんな新たな息吹を感じるとワクワクしてしまう。(悟空の『ワクワクっぞ』とは違うけど)

まぁそんなものを感じるナイツ・テイルなわけで、俺の持っている物差しでは何とも表現できないわけです。
だから多くは語れずにいましたが、是非劇場で体験してみて下さい。

俺の方はそんな新世代の荒波の中で、それを遠くから傍観するか、それとも波に乗ってサーフィンでもするのか?浜に上がって綺麗な海だなと感動するか?
はたまたはこれを機に山に登るなんてのもありだなと思ってます。

とにかく表現の世界に本気で向き合っていかないと生き残れない時代がきたな。と。
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